陽気なヴッツ先生 他一篇 (岩波文庫)

  • 岩波書店 (1991年3月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (225ページ) / ISBN・EAN: 9784003245811

みんなの感想まとめ

陽気な雰囲気が漂う物語が展開され、ユーモアを交えた語り口が特徴的です。貧乏ゆえに本を買えないヴッツ先生が名著のタイトルを借りて自由に書き綴る様子や、心配性の主人公が言い訳を並べる姿は、どこか親しみを感...

感想・レビュー・書評

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  • 陽気なお話が読みたい気分だったので。

    1つ目は、貧乏ゆえ本を買えないヴッツ先生が、名著のタイトルを拝借して勝手気ままに書き綴り本棚に並べて楽しんでいる話。
    2つ目は、心配性で小心者の小生が、あらゆる言い訳を並び立てる話。

    大したことは起こらないし、比喩の嵐で若干疲れるけど、ユーモラスな語り口で、古典を堪能できた。

    幸せは上流階級の特権ではなくて、貧困層も幸せを感じることができる。ただしそれは、謙虚で慎ましやかな生活を推奨しているのではなくて、反抗的に陽気に生きること、だという。あとがきより。

  • 「陽気なヴッツ先生」4
    「シュメルツレの大用心」4


    時代はもちろん違うが、ポストモダン小説のようなものを感じた。物語の構成はもちろん、膨大な比喩や註釈によって紡がれる文章は圧巻。

  • 私の一切は死のなかに消え失うせ、存在の断片とともに、あんなにも早く呑みこまれてしまう哀れな人びとを愛すべきだ、と感じたのだ。

  • (2016.4)

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著者プロフィール

ジャン・パウル(Jean Paul:1763-1825)はドイツの作家。ドイツ文学史上印税だけで生活し得た最初の作家とされる。本名はヨハン・パウル・フリードリヒ・リヒター(Johann Paul Friedrich Richter)であるが、筆名は敬愛したジャン・ジャック・ルソーにちなむ。それ以上に敬愛した作家は英国のスウィフトやスターンであり、諷刺家と感傷家の両面性を有する。バイロイト侯国の田舎の地で牧師の息子として生まれ、父の死後は家庭教師をしながら作家を目指した。『見えないロッジ』でモーリッツに見いだされ(1792年)、成功して行ったが、生誕の地や牧歌的子供時代への憧れは終生消えることがなかった。

「2019年 『ヘスペルス あるいは四十五の犬の郵便日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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