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Amazon.co.jp ・本 (350ページ) / ISBN・EAN: 9784003246016
みんなの感想まとめ
多彩なドイツの詩を通じて、言葉の美しさや深さを体感できる一冊です。特にハイネの詩は、その皮肉が効いていてユーモアを感じさせ、読者を引き込む魅力があります。また、パウル・ツェランの作品に初めて触れること...
感想・レビュー・書評
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岩波文庫のドイツ名詩選ですね。
編集と訳は、生野幸吉さん・檜垣哲彦さん。
いずれもドイツ文学者です。
『18世紀なかばからほぼ二百年のあいだにドイツ語で書かれた詩を80篇ばかり集めた。詩人の数にして40人弱。』とはしがきに記されています。
対訳の詩集です。1993年刊行です。
「ミニヨン」 ゲーテ
しっていますか、レモンの花咲くあの国を?
くらい葉陰にオレンジかがやき
青い空からやわらかな風
天人花(ミルテ)はしずかに
月桂冠(ローレル)は高くたつーー
しっていますね?
あの国へ! いとしいひとよ、
あなたとともにあの国へ!
しっていますか、円柱に屋根のやすらうあの館?
広間も部屋もあかりがともり
石像がわたしを見つめ問いかける
かわいそうに、なにをされたの?ーー
しっていますね?
あの国へ! たのみのひとよ、
あなたとともにあの国へ!
しっていますか、あの山を、
雲間をとおるあの道を?
霧ふかく驢馬はとまどい
太古の龍が洞に棲み
切り立つ崖に滝ちぎたたるーー
しっていますね?
あの国へ! この道は
あの国へ! 父なるひとよ、あなたとともに!
「生のなかば」 ヘルダーリン
梨を黄に稔らせ
茨に咲きみちて
岸は湖(うみ)に傾く。
優美の白鳥よ、おまえたちは
口づけに酔い痴れて
頭を潜るす、
清らかに醒めた水のうちに。
ああ、いずこに摘むのか?
冬となれば、花を、いずこに
日の光を
地の陰を?
壁はつめたく
ことばなく聳え、風に
風見が鳴りきしむ。
「蝶」 ザックス
なんといううつくしい彼岸が
おまえの鱗粉に描かれてあることか。
大地の焔の核を通って
おまえはここに渡されたのだ、
無情の尺で測られた別れの織物。
蝶よ
すべて存在のおやすみよ!
生と死の錘は
おまえの羽といっしょに
ばらの上に沈む、
ふるさとを指して熟れてゆく
光とともに萎むばらに。
なんといううつくしい彼岸が
おまえの鱗粉に描かれてあることか。
大気の神秘にひそむ
なんという王者のしるし。
周知の詩人もあり、聞いた事がない(寡黙にして存じあげない?)詩人のロマンあふれる詩の饗宴に、憧れと羨望を浮かべながら余韻に浸りました(=゚ω゚=)
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ハイネの詩、皮肉が聞いていて面白かった
ただ、海外作品は訳者で変わるため、言葉が自分で分からないのは不便だ -
デーメルの期待がお気に入りです
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“So seh' ich in allen
Die ewige Zier,
Und wie mir's gefallen,
Gefall' ich auch mir.” -
'93.11読了。
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H.Heine
Belsazar -
パウル・ツェランはこの本で初めて知った。日本語訳がどれも読みやすい。ドイツ語の原文も添えてあるし、とても素晴らしい構成。
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作家がいっぱいなので、飽きない。
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ドイツの詩選。
気に入ったのは、
・ヘルダーリンの詩
・ゲーテ「魔王」
・ボブロフスキー「つねに名付けること」
だ。
「魔王」は、歌も聞いたことがあり、
小学校の時に初めて聞いた時から、好きだった。
とても怖くて、でも、とても悲しいラスト。
子供の不安・恐怖がよく表現されているように思う。
父の両腕に抱かれたまま息絶える。
この父のことを考えると、悲痛な気持ちになる。
愛しい我が子が腕の中で、館に着いた時には
死んでいたのだから。 -
ケストナーの都会人のための夜の処方箋、が特に好き。
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まずはカヴァーから引用します。「ゲーテ、ハイネ、リルケなど日本人に早くから親しまれてきた詩人はもちろん、ブレヒト、ツェラン、エンツェンスベルガーら現代詩人まで38人82篇を精選。原詩に練り上げられた日本語訳詩を対照させた。ドイツ詩の魅力を心ゆくまで堪能させてくれる待望の1冊。」生野幸吉・檜山哲彦編。1993年刊です。左頁の原詩と照らし合わせて読めるのが嬉しい(もちろん、右頁の日本語訳だけの鑑賞も)。解説と詩人略伝も嬉しい。題名・初行索引は、なお有り難い。パウル・ツェランなどは、この詩集で初めて読みました、そして好きになりました。古い角川文庫の『ドイツ詩集』とあわせて、私の「ドイツ詩鑑賞」の拠点です。編者「はしがき」の最後の一文、「アンソロジーのギリシァ語源「アントロギア」は「花を摘み集める」の謂いだが、摘まれた花とはいえ、いつまでも瑞々しくあらんことを。」いい言葉ですね。
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後で書きます。
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中国の名詩選を帝国のために買ったように、こちらは絶服のために買いました。
詩の言葉選びは、参考になります。 -
一時期のドイツ詩に対するハマり様は凄かったです。(苦笑)
シラーやハイネ、リルケの詩が左にドイツ語、右に日本語訳で書いてあり、非常に勉強になったと共に、趣きを感じらた一冊。
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