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Amazon.co.jp ・本 (220ページ) / ISBN・EAN: 9784003246214
感想・レビュー・書評
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ヨーゼフ・ロート、1927年、33歳の時の作品。切れ味のよい文章。話はテンポよく、残響を残さずに展開する。多用される比喩表現も魅力的。
第一次世界大戦とロシア革命以後のヨーロッパ。故国オーストリア=ハンガリー帝国は解体した。主人公のトゥンダは、シベリアから、ウクライナ、モスクワ、バクーを経て、ウィーン、ベルリン、パリへ、タイトル通りDie Flucht ohne Ende。
後半が冗長に感じられたが、途中で、戦争と革命後ヨーロッパがどう変わったか(あるいはどう変わらなかったか)がそれぞれの人の口から語られているということに気づいた。トゥンダは、その新たな秩序からも逃げたいのだ。
ラストシーンは、1926年8月27日午後4時、パリのマドレーヌ寺院の広場に佇むトゥンダ、32歳。著者ロートと同じ歳ではないか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読み始めました。
(2012年6月17日)
読み終えました。
(2012年7月9日) -
第一次大戦中にロシア軍の捕虜になり、シベリア拘留されたオーストリア青年将校の話。とはいえ著者が冒頭で「物語ではなくただ事実を記すのみ」と断っている通り、話を盛り上げようとか面白いものにしようという作為は見られない。故郷を失い、自分の名前すら一度は失った男の放浪を描くが、上記の特徴を有する作品のため、イマイチ話に乗りきれなかった感はある。しかし当時の革命思想などを知るうえで参考になった。
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