孤客―ミザントロオプ (岩波文庫)

著者 : モリエール
制作 : 辰野 隆 
  • 岩波書店 (1976年7月発売)
3.65
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  • Amazon.co.jp ・本 (110ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003251249

孤客―ミザントロオプ (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 日本では「人間嫌い」という名で知られているフランスの戯曲がこの作品です。否定的な題名ですが,ある青年の恋を中心とした喜劇であり,当時の社会風刺をしている点でも,おもしろい作品となっています。
    外国の作品に興味のある方に,おすすめです。

    【中央館-シラバス-和 080/IW/R512-4】

  • モリエールの中では評価が一番高いらしい。相変わらずのスルドイ人間描写と深いセリフからなるドタバタ悲喜劇は楽しめたけど、「病は気から」の方がインパクトが強かったかな。

  • 喜劇。「人間嫌い」と訳されることが多い。モリエール四大喜劇の一。おそらく一番評価が高い。モリエールは推敲を重ねたらしい。 ミュッセは「悲痛にしてしかも深刻なるこの快活さ」と逆説的に表現する。 「守銭奴」では、性格の極端さが鼻についたが、若干考えが変わった。性格喜劇にはそれとしての意味があるのではないか。ブリュンティエールの主張をまとめてみる。「現実には性格喜劇中の人物はありえないが、われわれの中に彼らが幾分かづつ存在する。また、モリエールは、自然に従う行動であれば、それが悪徳であろうとも許容した。それもまた自然であるからだ。これは、哲理として新しくもないし複雑でもない。だが、これこそがフランス喜劇の心臓であり、その創造者がモリエールなのだ」モリエール自身もこう言う。「君達が英雄を描くならそれは容易。だが、人間を描くのは難しい。観者は相似を求めるからだ。だから、その人間が君達の世紀の人々を認めしめえなければ、徒労に過ぎぬ」 アルセスト自身についていえば、彼の真剣味は、それだけでなんとなく気高く潔いところがあるが、その点がまた滑稽でもある。また、このような人物がコケティッシュな女に惚れるという点も笑いを誘う。幕切れは意味深長で好きだ。

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