町人貴族 (岩波文庫 赤 512-6)

著者 : モリエール
制作 : 鈴木 力衛 
  • 岩波書店 (1955年12月5日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (163ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003251263

町人貴族 (岩波文庫 赤 512-6)の感想・レビュー・書評

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  • 多少忙しい時でも、読書から離れていても、モリエールは定期的に読みたくなる。彼独特のユーモアと政治性を考えずに読めるのが読みやすさの所以なのだと思うのだけれど、とにかく350年前も前の人間を素で笑かすことができるのはすごい。今度は多少注釈があってもいいので、意訳の少ないほうで読んでみたい。

  • 礼儀作法も知らず、しゃれた会話もできない裕福なだけの新貴族を馬鹿にした作品。
    成金はいつの時代も馬鹿にされる。
    家柄・称号、金、教養の全てを手に入れた証の「優雅さ」がないからだろうか。

    ※作品の時代背景
    17世紀の宮廷は、旧貴族と新興ブルジョワの組み合わせ「身分違いの結婚mésalliance」を取り決めるかっこうの場。16世紀以来の都市経済の発達により台頭したブルジョアジーは旧貴族の「称号」を、旧貴族はブルジョワジーの「経済力」を求め計算高い取引が行われていた。

  • モリエールを代表する喜劇の1つ。1670年にルイ14世や貴族、廷臣たちを前にシャンボール離宮で初演された。太陽王と呼ばれたルイ14世だから、まさにブルボン王朝の全盛期だ。貴族にあこがれる町人を面白おかしく描いているが、その一方で見方を変えれば、作者のモリエールは、新興のブルジョワ階級がすでに興隆しつつあったことをも捕らえていたということだ。およそ100年後にはフランス革命が起こっている。また、トルコのエキゾティズムなど、モーツアルトの『後宮からの逃走』にもそっくりなのだが、これにも100年先んじている。

  • 案外、人間が面白いと思う『笑いの構造』って昔から変わらないものなのかもしれない...
    声をあげて笑いました。

  • モリエールの傑作。
    混乱と秩序の組み合わせが素晴らしい。
    最後のメチャクチャな大団円も好きだ。

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