ジル・ブラース物語 (2) (岩波文庫)

  • 岩波書店 (1953年7月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784003252024

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

精神を鍛える旅を描いた物語は、主人公ジル・ブラースが貴族の従僕として成長していく様子を通じて、当時の人々の性質や社会の皮肉を巧みに描写しています。彼の冒険は、単なる娯楽に留まらず、色恋のかけひきや虚し...

感想・レビュー・書評

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  • 「精神を鍛えるには、旅をするに限る」

    小噺のひとつひとつのおわりに無言で、わたしたち自身がどう感じるか、という問いかけをされているようにおもう。
    ジル・ブラースは少しづつ出世してゆく。今度は貴族の従僕として奮闘する。よくある冒険譚のように思えるのだけれど、どうしたってやっぱり夢中になっちゃう。この時代の人びとはなんてわかりやすかったのだろう。貴族の会話のあれやこれや(彼らの性質の皮肉もふくめて)のファンなのでとても楽しかった。
    貴族たちを通して、貴族たちの従僕を経て、色恋のかけひきや何やらの虚しさまで知ってしまった彼が、これからどのように大人になってゆくのか、とても楽しみ。後半は当時のスペインの異端糾問の激しさを描いたもの。昔の岩波なので解説がないのがさびしい。
    誠実さや正直さが、かならずしも良い方向に自分を導いてゆくものではない、という世知辛さをかみしめながら、旅をつづけよう。
    2025/3/10


    「やれやれ!これが世間というものか!めいめい自分が隣人よりもまさっていると思っている。」

    「今つくづく考えると、快楽のためについやした時が実に長く思われ、反対に悔い改めのために捧げた時が実に短く思われます。」



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