赤と黒〈上〉 (岩波文庫)

制作 : 桑原 武夫  生島 遼一 
  • 岩波書店 (1958年6月25日発売)
3.37
  • (34)
  • (55)
  • (197)
  • (4)
  • (5)
  • 739人登録
  • 60レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003252635

作品紹介

ナポレオン没落後、武勲による立身の望みを失った貧しい青年ジュリアン・ソレルが、僧侶階級に身を投じ、その才智と美貌とで貴族階級に食い入って、野望のためにいかに戦いそして恋したか。率直で力強い性格をもったジュリアンという青年像を創出し、恋愛心理の複雑な葛藤を描ききったフランス心理小説の最高峰。

赤と黒〈上〉 (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  •  ナポレオンに陶酔するジュリアン・ソレル。貧しい生まれの彼は、立身出世を誓い、19世紀フランスの権力の中枢へ飛び込む。感想は下巻にまとめます。

  • 役名:ジュリアン

    出世のために女を踏み台にする野心家のインテリイケメン。
    踏み台のはずが女を本当に愛してしまう。
    不倫と裏切りあり。最後は死刑台。彼の引き出しをたくさん見せてくれそう。

  • ジュリアン・ソレルは大した奴でもないのに自惚れが強く身の丈に合わない野望を抱いている。でも、それが若さって事かもしれない。

    本人は意識してないけど、意外に運はいい。最初は町長に目をつけられ家庭教師に抜擢され、地元の司祭や神学校の校長にも目をかけられる。

    さあ、これから明るい未来が開けているぞ‼︎という所で人間臭い失敗をやらかし、この先どうなるのやら…下巻の展開が楽しみ。

  • 「n回読んだことがあります」と言うと尊敬されます。

    舞台を日本に置き換えて、ドロドロの昼メロとかに仕立てたら2クールくらいいけるんじゃないの?

  • ナポレオン後のフランス社会の気分がどう描かれているのかという興味から手にとって見た小説。主人公ジュリアン・ソレルの立身出世への憧れは、ナポレオンやナポレオン時代のフランスへの憧れであり、メリトクラシーの社会への憧れである。しかし、武功をたてることによる立身出世を目指すのではなく、まず聖職者になることによって上流社会に入ることを目指す現実主義的感覚と、上流社会の上品さは身につけられないのに身分的障壁は学識によって乗り越えられるという空想的感覚が奇妙に同居しているような田舎青年像が描き出されているように思われる。ルソーの『告白』とナポレオンの『セント・ヘレナ日記』が愛読書という革命を経たフランスを象徴するかのような主人公の趣味や、本道をそれた聖職者の実例としてシィエスとグレゴワールが挙げられるなど、フランス革命という出来事が19世紀前半においてどれほど象徴的な意味を担っていたのかが良く分かる作品である。

  • 最近読んだ海外の古典の中でも最期まで面白かったが文章がとてつもなく読みにくく読んでるうちに前後関係の辻褄が合わないところもありました。

  • 貴族な奴らを軽蔑しつつ、自分がのし上がりたいのはそういう世界なんじゃないの?という矛盾に気づいてないくて。そいうのが若さなのかなー、と。【大藪春彦 / 蘇る金狼】の主人公はその辺もっと自覚的だったよーな。

  • 資料ID:C0030271
    配架場所:本館2F文庫書架

  • 文章の書き方はなんだか拙い点がある気がするけれども内容は面白い。下巻に期待。

  • 私は主人公のジュリアンが好きだ。
    頭と顔が良くてその自覚もあるのに、変なコンプレックスのせいで自分の内心にすら素直になれず、自己流の理論と課した課題にがんじがらめになって赤くなったり青くなったりしてしまうナポレオンの崇拝者なジュリアンってすごく人間味あふれる男の子じゃないかな。

全60件中 1 - 10件を表示

スタンダールの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ドストエフスキー
三島 由紀夫
フランツ・カフカ
ドストエフスキー
ドストエフスキー
ヘルマン ヘッセ
ドストエフスキー
有効な右矢印 無効な右矢印

赤と黒〈上〉 (岩波文庫)に関連する談話室の質問

赤と黒〈上〉 (岩波文庫)に関連するまとめ

赤と黒〈上〉 (岩波文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする