- Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003252642
作品紹介・あらすじ
この小説は一平民青年ジュリアン・ソレルの野心をとおして、貴族・僧侶・ブルジョアジーの三者がしのぎをけずる7月革命前夜の反動的で陰鬱なフランス政界と社会を、痛烈な諷刺をこめて描き出した社会小説である。
感想・レビュー・書評
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初めて読んだフランス文学 こういうわけわかんないちょい気持ち悪いのがフランス文学か なるほど と思ったらヤツ ごく浅い知識で
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われらのジュリアンは最後まで畜生でした。
レナール夫人や高慢な貴族令嬢マチルドとの恋愛の駆け引き、聖職者と貴族階級への野心・軽蔑。
その時々により目まぐるしく愛の対象が変わるジュリアンですが、2人の女性に対する自身のアンビバレントな感情は平民という出自が重くのしかかっている様子。
自身の出世のために人を踏み台にしようとする精神性は共感できませんでした。 -
7月のこの頃、7月革命なのは、揃いも揃って。やはり、似ている。気になるポイント目次。階級社会とかも三段階。数独的気持ち悪さのそれぞれの恋愛観。ネアンデルタールとのヒューマンビーイングが感じる排他性。気配を革命とかに例えず消すに徹する平和とエバーグリーンの学び。私たちは歴史にならって来た感。衒ってではない。
洞窟。ウルルとか用水路とかにノスタルジーを求めてしまう。おしまいの閉じ方が良かった。結論から先に来ていた自分。
赤と黒を経験して、読んで、オレンジとかイエローマゼンタを知ったこと。漆黒からカシスオレンジなアジカンにイエローサブマリン。今も。
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ジュリアン…
最後まで心配が尽きない… -
東京都杉並区・武蔵野ゼミナールの根岸先生に勧められて。