パルムの僧院〈上〉 (岩波文庫)

制作 : Stendhal  生島 遼一 
  • 岩波書店 (1969年1月1日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003252659

作品紹介

優雅で美しく無垢な青年ファブリス。ナポレオン崇拝のあまりワァテルローの戦いに飛び出してゆく彼の衝動的行動から物語は始まり、波瀾万丈の展開をみせる。恋、政争、冒険、生と死。『赤と黒』と並ぶこのスタンダール(1783‐1842)の代表作は、一生のあらゆる段階で読み返されるに値し、そのたびに味わいを増すとまで讃えられる。

パルムの僧院〈上〉 (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 駆け引きが最も面白いところであり、この点はディケンズを越えているが、全体的には。。。。

  • ファブリスは、十町ばかり来てからふりかえって見た。だれも追ってはこない。家は炎につつまれている。ファブリスは例の橋を見た。傷を思い出した。… この朝わが主人公は実に冷静だった。多量の出血で、その性格の小説的なところが、すっかりきえてしまっていた。

  • 作者が地の文で読者に話しかけるのは、古くさい表現かもしれない。
    でも、スタンダールの話しは、なんだかついつい耳をかたむけてしまう。

  • 上下2巻のうちの上巻を読み終わった。翻訳文を読みなれていないので少し読みにくかったが、書いてあることはわかりやすかった。この上巻では主に、ファブリスがいかにイケメンであったかについて語られている。本当に、この物語は「イケメン」ということを主軸において書かれているといっても過言ではない。上巻を読み終わって振り返ると、序盤はファブリスの少年らしい向こう見ずなところに重点が置かれていたが、中盤からは、ファブリスに心を惹かれる女性の話が大部分であった気がする。なんか途中から源氏物語を思い出してしまった。イケメンは何をしても「女性からは」許されるのだよね…。パルムの城塞が須磨に見え、クレリアが明石の君に見えた僕なのでした。

  • 上巻読了。ほぼ完璧といって過言ではない展開。
    スタンダールのもう一つの代表作である赤と黒以上に人間描写や物語性が優れていると思う。
    ナポレオンのワーテルローの戦いを背景とし、伝統的な中世を面影に移り変わろうとする時々や人間の抱く普遍的な愛情や憧れが集約される。

  • こんな男いるかよっていうくらいモテる男の話。作者は全然モテない醜男だったらしい。きっとそのコンプレックスが主人公ファブリスを生みだしたんだろうね。そんなファブリスが19世紀前半のイタリアを舞台に己の感情の赴くまま突っ走る!色々な味わい方ができる名作です。

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