レ・ミゼラブル〈1〉 (岩波文庫)

制作 : 豊島 与志雄 
  • 岩波書店
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レビュー : 41
  • Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003253113

感想・レビュー・書評

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  • 飢えた家族のためパン一切れを盗んだジャン・バルジャンは投獄され、脱獄を繰り返し、19年の刑期で仮出獄となり、そのまま身分を隠して逃走する。
    人を信じられなくなったジャン・バルジャンを神の愛で包んだ神父、男に逃げられ娘のために娼婦になったファンティーヌ、ファンティーヌの子コゼットを預かりいじめるテナルディエ夫妻、コゼットとその恋人になるマリウス、マリウスが身を投じる学生運動家たち。そして逃亡したジャン・バルジャンを執拗に追い続けるジャベール警部。

    作者がその時代を書いているので、歴史背景から学生たちの議論、フランス地下道の説明、バルジャンが成功させた産業の説明などでかなりのページを割いていたり、人々の暮らしが読み取れて興味深いです。

    小説としても面白くて深い。ラストではバルジャンのあまりのストイックさにボロ泣きしながら読みました。

  • ミリエル氏という貧民、病人の為に尽くす司祭のらところにジャン・ヴァルジャンという19年間牢獄にいた徒刑囚が訪ね、彼を厚くもてなす。彼は銀の器を盗むが憲兵に連れられた彼に司祭は銀の蝋燭立てもあげる。それを善なる心で贖えと。
    ファンティーヌは父のないコゼットをテナルディエ夫妻に預ける。が、彼らは彼女に金を要求するばかりでコゼットを虐めている。
    モントルイェ・スュール・メールではマドレーヌと名乗る人物が市長となった。彼は工業を発展させ教育の場を作った。ファンティーヌは故郷のそこで針子をやるが貧しくなるばかりで病気になる。マドレーヌ氏を恨むが、彼は彼女を保護する。ジャヴェルは市長をジャンと疑っていたが別人がジャンとして逮捕されたことで一旦は悄然とする。しかし別人に冤罪がいかないようマドレーヌ氏は自身がジャンであることを名乗り出る。そしてファンティーヌは死に、ジャンは逮捕される。が逃げる。

    二章、イギリスとフランスの戦争のこと。そこで出会う将校と平民。

    面白い。ぐいぐい読める。続き楽しみです。

  • 読書日:2017年4月19日-4月29日.
    Original title:Les Misérables.
    Author:Victor Marie Hugo.

    Bataille de Waterloo(Schlacht bei Belle-Alliance)の詳細が述べられています。
    陸地に多くの国々が在る事から、この戦いを経て"世界が変わった"と感じると思いました。
    この本を読むまでこの戦争はGuerres napoléoniennesの一つで、France軍と欧州連合軍の戦争と端的な事しか、私は知りませんでした。

    この戦争を通じてEuphrasie(愛称:Cosette)がどの様な境遇で生きて行くのかが気掛かりです。
    前半は彼女の母親Fantineの物語です。
    この女性は本当に哀れです。
    恋人に逃げられ、十八歳で娘を出産した後も女手一つで育て、断腸の思いで一歳になる一人娘のEuphrasieを手放し、
    職を見付けるも娘の到着を待ちわびる最中にJavert警部の形相に慄いて、二十五歳の若さで事切れます。
    正直で心優しい人であるのに、娘の為にと豊かな金髪を散髪し、
    二本の前歯を医者に売りそれを得た金を養い夫婦に送金したのに、それが元で体調を崩しあの最期…。

    それから彼女の生活を支え様と力になったのが、Jean Valjeanです。
    まさか彼がM. Madeleine市長だとは謎の手紙が届くまで全く気付きませんでした。
    市長がMyriel司教の死を知った時に喪に服しても、Jean Valjeanとは別にMyriel司教と知り合いだと思いながら読み進みました。
    あれだけ市だけでなく周辺の村々にも尽くしたのに、市長がJean Valjeanだと知ると手の平を返したかの様に
    態度を変える市民達の態度に苛立ちを隠せません。
    彼の身近にいた修道女と門番のお婆さんが、彼の正体を知っても変わらず接してくれて、心が少し落ち着きました。
    Bataille de Waterlooで助けた将軍から、彼が意識の無い時に金品を盗んだ男は、市から逃げおおせたJean Valjeanだと思っているのですが…。

    続きが気になります。

  • 2016年11月読了

  • 人生、理不尽なことや無常なこともありますが、主人公ジャン・バルジャンの
    ように、くじけず、常に前を向いて歩き続けて下さい!

  • 人が人を思う気持ちの深さは、愛おしく至上のものである。やはり名作ですね。 

  • 2015.5

  • 雑談が楽しい。

  • 資料ID:C0000574
    配架場所:本館2F文庫書架

  • PDF
    モンテクリスト伯を思い出させる似た時代の雰囲気がある。
    当時のフランス社会の構造がわかって興味深い。

    カバーから:貧しさに耐えかねて一片のパンを盗み、19年を牢獄で過ごさねばならなかったジャン・バルジャン。出獄した彼は、ミリエル司教の館から銀の食器を盗み出すが、神のように慈悲ぶかい司教の温情は翻然として彼を目覚めさせる。原書挿絵200枚を収載。(全4冊)

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