レ・ミゼラブル〈1〉 (岩波文庫)

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レビュー : 42
  • Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003253113

感想・レビュー・書評

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  • 2011/11/15

  • 読み終わるまで長くかかってしまった。つまらないとか、面白いとか、そういうことではなく、長い時間をかけてこの本を読み終えた。ジャン・バルジャンという1人の男の人生を一年という時の中で見つめた。
    100年前も200年前も、人の営みは変わらない。苦しい、悲しい、辛い、我慢ができない、そして嬉しい、愛おしい、守りたい。気持ちもまた変わらない。
    何百年と時を超える作品というものは、永遠不変の神秘に私たちを導いてくれる。物語というのは、人をそういうところへ連れていくべきものであると思うし、いや、べきと思う。コゼットを愛おしむジャン・バルジャンの哀切、小さな黒い服を抱きしめて涙にくれるジャン・バルジャンの姿に、私でない他人の人生の凄みに圧倒された。これが人か、人生か、1人の男の人生でしかないが、これが人なのかと。
    書物は100人の知己に勝る。

  • 最初に「岩波ジュニア文庫版」で読んで、あまりにも面白かったので
    これは普通の文庫で読まなくては!と思いまして、買いましたが何年経過したでしょう。
    読み応えあるのですが、その時の文化・風俗・歴史も合わせて知れることになり、とても時間がかかりました。

  • 小学生の時に岩波少年少女文庫で読んだきりだったのできちんと読もうと思って読み始めました。
    この作品のミュージカルが好きなので大まかなストーリーは知っていましたが、舞台では描ききれない細かな内容や描かれていないエピソードなどとても興味深かったです。特にジャベールの性格や生まれについては納得する部分が多かったです。というのも彼の性格が最後の自殺につながるのだなと改めて実感しました。初めて舞台を見たころはそれがなかなか理解できなかったので…他にもプティ・ジェルヴェーの事件や、司教に助けられた時のヴァルジャンの感情の変化、裁判所へ行くまでの葛藤など、細かな感情の表現に引き込まれて中盤一気に読んでしまいました。
    ただ、第2部に入ってから100ページ弱続く戦いの詳細は私はついつい惰性に…あまり世界史(特に近代は…)に詳しくないので、世界の動きがなかなかつかめず、また軍人の方のお名前も良く分からなかったので(きっとフランスでは有名な方だとは思うのですが…)、この部分は少年少女文庫のようにポンメルシー氏とテナルディエが出会うところだけで良いのになぁと思ってしまいました。それもまぁ舞台の話の流れに慣れているせいなのかもしれませんが。2巻も勢いよく読めたら良いなぁ

  • とりあえず2011年の読破目標小説に決定。
    仏文出身でありながら、「暗そう」「めんどくさそう」「大衆文学的」と敬遠しまくっていた打者とようやく対峙、
    読み終わったら やっぱり名作だなと思いました。
    大衆小説だし とか馬鹿にしてすみませんでした。

  • とても深い感動を与えてくれる小説。
    ただ訳が古くて読みづらいので、新訳のほうがお勧めです。

  • 美術館でユーゴーの絵や彫刻を見て、多才さを初めて知って読み始めました。

  • 闘う者の歌が聞こえるか。

  • 昨年の夏からのろのろと進めていた再読がやっと終了。フランス革命後のナポレオン期から王政復古、そして七月革命を経た1830年代の学生蜂起まで、ジャン・バルジャンの生き様とユゴーの言葉を通して描かれる「ミゼラブル」な人々の物語。壮大で、かつ綿密で、ドラマとしてだけでなく当時の市民社会の記録としても深い内容を持ったこの作品は、まさしく読み応えのある名作であり、読む度に新鮮な刺激と感動を受けます。ただ単に、「みじめな人々」の象徴たるジャン・バルジャンという男の魂が練成されていくだけの物語ではなく、近代社会や政治についての考察、青春や美や愛の美しさ尊さに寄せる詩情、読者へ語りかける口調でユゴーが丁寧に綴る言葉一つ一つが、数度の再読を経てなお、新しく響いてくる、そんな名作。全四巻。(2009/3/6読了)

  • 私が実際に経験した不幸など、ここに描写されていたものに比べたら何て軽微なものだろう!

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