レ・ミゼラブル 2 (岩波文庫 赤531-2)

  • 岩波書店 (1987年4月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (611ページ) / ISBN・EAN: 9784003253120

みんなの感想まとめ

物語は、ジャン・バルジャンとコゼットの逃避行を中心に展開し、彼らの運命が交差する中で、マリウスの登場が期待される緊迫感があります。著者は、ストーリーの本筋に加え、当時の社会情勢や宗教的背景を詳細に描写...

感想・レビュー・書評

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  • 第一巻を読んでからほぼ2ヶ月、ようやく第二巻を読み終わりました。

    この巻ではコゼットとヴァルジャンの邂逅と逃亡、後におそらくコゼットと恋愛関係に陥るだろうと予測されるマリウスの人となり、そしてコゼットとの出会いが語られる。

    相変わらずユーゴは饒舌で、宗教の事やらパリーの風俗と世相やら、本筋とは関係無さそうな挿話をたっぷり盛り込んでいる。このは時代の知識がない私には理解しがたい部分が多々ありますが、なんとか半分まで辿り着きました。岩波文庫版のいい所は挿絵が豊富にある所で、活字地獄から救ってくれるのと、物語そのものの理解をだいぶ助けてくれます。

    だいぶ本筋の話は見えてきたので、第三巻四巻は少しスピードアップして読めるといいな思います。読みたい本はそれこそ山のようにあるので笑

  • 再び徒刑囚となったジャン・バルジャンは、驚きの方法で脱獄します。そしてファンティーヌの娘、コゼットをテナルディエ夫婦から取り戻すのです。逃げるジャン・バルジャン、執拗に追うジャヴェル。ハラハラの連続で夢中で読みました。コゼットがいたから、守るべき人がいたからここまで出来たのだと思います。誰かのためにって人を強くしますよね。後半にはマリユスの登場です。さあ、役者がそろいました。

    今回いちばん印象深かったのはジャヴェル警部です。彼にとっては法律が絶対で、そこにしか善悪がないんです。でも法律って人間が作ったものでしょう。なにか犯罪があった時、法律を破ったと怒る人はいません。その人がした事が悪いと思って怒るのではないですか。善悪は自分の中にあるんです。法律の中に人がいるのではなくて、私たちの中に法律があるのです。市長時代のジャン・バルジャンが名乗り出たのは、自分の中の法律に従ったんだと思います。時代が変われば価値観も法律も変わると言う人もいるかも知れないけれど、私たちの中にある法律は、時代が変わっても民族が違っても何ひとつ変わらないと思います。

  • 1巻の終わりが衝撃的だった。そして2巻は捕まったジャンが船から落ち(飛び降り)逃走。しばらく後、コゼットと出会い、テナルディエから逃走。パリではジャベルから逃走。果たして逃げ切ることができるのか…そして数年後、待望のマリユス登場。
    逃走劇がハラハラで続きが気になる。
    と思ったら当時の社会情勢話や他登場人物の話が挿入されちょっと集中力途切れる。
    最初は物語の深みを出すために社会情勢も詳しく書いてるのかななんて思っていたけど、どうやらそれだけじゃなく、とんでもなく大事な情報が詰まっていた。その名前、どこかでみたな。君だったのか!という現象が何回か起こるから気を抜けない。
    3巻も心して読まねば。

  • コゼットをジャン・バルジャンが救い出し、二人でジャベルに追われながら修道院に逃げ込む。
    「獲物をつかむ爪牙は奇怪な快感を持っている。それはつかんだ獲物の盲目的な運動を感ずることである。そのなぶり殺しはいかにおもしろいことであるか!」執念深いジャベルをかわして、偶然にも以前助けたフオーシュルバン老人が庭番として働く修道院にであった。
    次にここで、作者の宗教的問題についての解説が異常に長く続くことになる。それは「ここに吾人をしてそれを凝視することをゆるしていただきたい。」と但書をする程長い。時の社会状況、精神風土をここまで描写しなければならないのか。この諄すぎる拘りは何なのか、飽きを誘い疑問と共に怒りをすら感じさせるところであった。
    そして、修道院を抜け出した二人がマリエスに遭遇し、コゼットとの運命の出会いになるところまでの話へと続く。
    マリエスに関する境遇や背景の政治状況の描写も相当丁寧だ。
    文学全集レベルの大まかなストーリーに慣れた頭には、所々の極端に精密で冗長にもうつる描写が結果的にリアリティ溢れる別次元の壮大なドラマを作り上げていくという感じにさせられる。
    3に続く

  • 登場人物が多い。
    相関図を書かないと置いてけぼりになってしまう。

    ジャベルは、いつまでジャン・ヴァルジャンを追跡するんだ?
    いい加減諦めてくれよ。

    テナルディエ家族は、コゼットを虐待してた。
    けど、テナルディエの旦那は、マリユスの父を救ってた。
    人は、どこで繋がりを持つか分からないと改めて感じた。

  • 読むのにめちゃくちゃ時間がかかった。
    全4巻のはずなのに2巻でまだこことは……後半2冊の詰め込みどうなってんだ。

  • 船から落ちたように見せかけて脱走に成功したJBはひどいめにあってるコゼットを探し当てて見事奪還にも成功してやれやれと思ったところにルパンを追いかける銭形警部なみのジャベルが追い詰める。追い詰められたJBとコゼットは修道院に迷い込んで以前に助けた老人に助けられるかたちでなんとか保護されることになった。ここでがらっと話が変わってマリユス登場、コゼットをみそめるところで2巻は終わり。ガブローシュもちょっとだけ登場。それにしても本来のストーリーとあまり関連がないというかどうでもいいというか当時のパリとかマリユスのじーさんの話とか延々と続くので、こういうところを省けばなるほど少年少女向けのストーリーにはなるな。著者は執拗に細かい描写を続けるが、読者はすぐに飽きてしまう。

  • 読みごたえがありますが、ロングセラーであるということが実感できます。ジャンヴァルジャン、コゼット、マリユスの3人がそろいました。フランスの激動の時代に翻弄され、その中で、この3人がどのような心の動きを見せてくれるのか楽しみです。
    その根幹のストーリーに時代をしっかり描写されている(ここが読むのがちょっとつらい)。
    しっかり読み切りたいと思います。

  • 人物像の厚みが素晴らしく、奥行きのある大作。ある青年の思想を語るには、その人の祖父の思想と対峙させなければならない。ある娘の研ぎ澄まされた美貌を語るには、かつて醜く思われた一瞬を描かなければならない。

    フランス革命については一辺学んだはずだが、時系列や登場人物が怪しく、本作を読んで再び通読したい気持ちになった。

  • あの登場人物と、この登場人物が出会う。人々の人生の縦糸が大胆に交錯する。世間が狭すぎるのでは…? という感もあるが、面白いのでゆるす。

    だが、本巻でも、19世紀の修道院の現状についての記述が長々と続く。 

    ******
    【要注意】
    <以下、本巻のあらまし・ネタばれ含むメモ>


    再び虜囚となったジャン・バルジャンが、懲役の軍艦から脱出。その後コゼットをテナルディエの居酒屋から救い出し、二人で人目を避けるようにパリ市街でつつましく暮らす。だが、そこにふたたび官憲(ジャヴェル警視)の追手。路地に追い込まれたジャン・バルジャンが高い塀を越えて逃げ込んだのは修道院。社会から隔絶された修道院は、ひととき二人にとって安全な隠れ家となる。
    そして、本巻で新たに、マリユス青年が登場。なんと、マリユスは、ワーテルローに参戦した将校ポンメルシーの息子なのであった。さらには、ジャン・バルジャンとコゼットのらしき二人と出会い、やがて、娘に恋をする。だが、その「父娘」は、マリユスを官憲と勘違いして夜逃げ。コゼットらは、マリユスの前から姿を消すのであった。

    の行方を見失う。

  • 読書日:2017年5月25日-6月7日.
    Original title:Les Misérables.
    Author:Victor Marie Hugo.
    CosetteとMariusが主人公となり物語が紡がれます。
    Cosette(本名:Euphrasie)編でJean ValjeanがParisで
    Inspecteur Javertに見付かった時再度刑務所に入れられる恐怖と
    棺の中に入る事となった時に結果を知るのが恐ろしくて
    数日間は読む事が出来ずに読了に時間が掛かりました…。

    Marius編ではMarius Pontmercyは母方の祖父と伯母との暮らしで
    父に会えずに憎みながら成長しました。
    父が死の床で息子に会いたいと願っても会えず、父に対する評価を父の死後に改めたので、
    きっとCosetteに恋をしても後悔の念は消える事は無いと感じました。

    これからもJean Valjeanに彼が亡くなる時まで、幸福な時間が続く様に願うばかりです…。

  • コゼットをテナルディエ夫妻の元から救いジャンは二人暮しを始める。しかしジャヴェルに見つかり修道院に逃げ込む。そこでかつて救った庭師の、その修道院唯一の男、フォーシュルヴァンに匿ってもらう。そしてフォーシュルヴァンの弟として置かれ、コゼットを修道院に入れる。
    マリユスは祖父のジルノルマンに育てられていたが父ポンメルシーの死を契機にその思想に触れ、家出する。そこでABCの友に出会い、驚き悩み、しかし貧しい生活を送ることを決める。ある日ジャンとコゼットを公園で見かけ、コゼットに恋する。住まう所が知りたくて後をつけ、門番に彼らのことを聞いたが為二人は引っ越してしまう。

    粗筋だけだとつまらないけど、ジャンが修道院に入る為のフォーシュルヴァンの頑張りとか、危機の脱し方とか、手に汗握る展開で本当に面白いです! 大衆小説だけど、布石が重層で、展開が気になります。

  • 2015.5

  • 細部が面白い。

  • 第二巻は,再び脱走したジャン=バルジャンがコゼットを引取り,マリウスとコゼットが出会うところぐらいまで.ようやく話が回り始めた気がする.第一巻はひたすら長かったように思ったが,慣れてきたのか,第二巻はそれほど苦痛に感じず,読み進めることが出来た.尻上がりに面白くなってゆくことを望む.

  • 悪の根源は、無知。

  • 2012/01/13

  • マリユスさんらが登場。

    「アンジョーラ」どんだけ美形やねん!どんだけ有能やねん!
    天使のごとくの美貌ですよ。とにかくアンジョがどれほど美しく、人をひきつけるか、ず~~~と書いてある!

  • 文学作品が読みたくて手を出してみたけど…2冊目で断念。。

    ジャン・ヴァルジャンは一片のパンを姉の子どもたちのために盗んだ罪で投獄され、その後逃亡生活を続けることになる。
    その生活の中で出会った高徳な司教の愛に救われ、魂を神聖なものとするために生きようとする。そんな彼の苦悩と愛が描かれてる。
    名前を隠しながら自分本位となることなく生きていくことはできるのだろうか。

    また時間ができたときに続きに挑戦してみようと思う。

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