モンテ・クリスト伯〈2〉 (岩波文庫)

制作 : Alexandre Dumas  山内 義雄 
  • 岩波書店
4.01
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本棚登録 : 822
レビュー : 71
  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003253328

作品紹介・あらすじ

無実の罪で13年間牢獄に幽閉された主人公が決死の脱獄の末、名を変え、姿を変え、華麗なる大変身を遂げる。最愛の女性を取り戻すために、その愛を阻んだ者たちに復讐するために…デュマ生誕200年を記念した、愛と憎悪の炎燃え上がる、世紀の大河ラブロマン。

感想・レビュー・書評

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  • ずっと前に岩波少年文庫で読んだ事がある。子ども向けの本にしては長かったけど、当然はしょられてる部分がある。今回そういった細かいデティールに触れられて楽しめた。

    自由の身になったダンテスは過去の事実を探るべく、関係者達に変装して近づく。ある時は司祭、ある時はイギリスの商人、そしてある時はイタリアの船乗りシンドバッド!
    海賊や山賊も出てきて、エンタメ色も濃くて面白かった。

  • 波乱万丈の第二巻!
    ファリア司祭の死。
    ハラハラドキドキの脱獄とお宝発見!
    カドルッスとの再会とモレル家への救済。
    カドルッスから聞き出した主要人物の経歴と現在の姿は、
    ダンテスの今後の指標となったことであろう。
    そして9年後・・・フランツとの出会いと、アルベール登場。
    第三巻への展開の予感もはらんでいる。
    山賊の挿話とか、エピソード風のものでも読み流せません。
    実は、あちこちにフラグが立っていますからね~。
    マクシミリアン、フランツ、ルイジ・ヴァンパ、アリ、
    ペピーノ等々、キーパーソンになる人物も登場してますし、
    イギリス人、司祭、船乗りシンドバッド、
    そしてモンテ・クリスト伯!ダンテスの変装と偽名も
    今後の物語の展開に大いに関わってきます。
    多くの細い糸が縒り合され一本の物語に紡がれていく、
    デュマの創造をかくと味わうべし!

  • 脱獄をして、島を抜け出すところから始まりました。


  • 復讐譚2巻目。
    薄々思っていたし、1巻の末に訳者が書いていたが、シェイクスピアらしさをとても感じた。自分からするとすごく親しみやすくて良い。

    前半はエドモンの脱獄と、恩返しまで。後半は視点がフランツに移り、外から見た正体不明の船乗りシンドバッドことモンテ・クリスト伯の描写が続く。
    ここら辺、エンタメ小説っぽい。

    復讐を開始した彼はもうエドモン・ダンテスではなくなってしまったのだなと思う。しかし未だにどのような復讐を企てているのかさっぱりわからない。

    それとイタリア女性は好きな殿方以外の男性が目に入らなくなるそうで、うはあ、かわいいと思いました。

  • 脱獄から、モンテクリスト島へとたどり着く様子、その中での心情などが描かれている物語。脱獄に成功したが、どこか後ろめたさがある中でモンテクリスト島で宝物を見つけるために奔走する。モレル氏を助けるために懸命になって宝を見つけ出す姿、沸沸と湧いて行く復讐への思い、いよいよ復讐のために新たな動きを見せて行くのにハラハラドキドキであった。これからどんな展開が待ち受けているのか緊迫した中でまた何か動き出すだろうと感じる終わり方。3巻でまた新たな動きが出るのか気になる。

  • 全7巻を読んだうえでの感想です。

    ファリア司祭との別れ、シャトー・ディフからの脱獄、モンテ・クリスト等に眠っていた財宝の発見、カドルッスとの再会、モレル商会の救済、物語後半のキーパーソンとなるアルベールとの出会い、そしてルイジ・ヴァンパによる誘拐と救出と、物語は怒涛の展開をみせます。
    その中でも私が印象深かったのはカドルッスとの再会でした。
    てっきり最初の復讐の対象になるのかと思っていたら、まさかダイヤモンドを渡しておさらばとは。
    物語終盤に復讐の鬼と化すダンテスですが、この情にほだされる場面は後になって思い出すことになります。
    そしてカドルッスも・・・。

    モレル商会を救済するシーンもいいですね。
    全てが上手くいきすぎるきらいもありますが、第30章のラストは爽快な気持ちになれること請け合いです。

  • ドラマチックな脱獄劇。そこから宝を探しに行かなくてはいけないが、そこは船乗りとしての能力で見事につないでいく。いろいろな人の話に移り、あれ?誰の話だっけ?と思わせながら、さあ、いよいよ復讐につながっていくらしい!

  • 今後の彼に大きく影響を与えることになった偉大な神父、シャトーディフからどう抜け出すのか、序盤からワクワクが止まりません。
    自分が監獄にいる間に周囲はどうなっていったのか。
    ファリア神父も偉大ですが、モレルさんは今後の巻でも思い返すたび好きなのですが、エドモンの父が住んでいたはずの部屋にいた若い夫婦も正しき人というようで好きです。

  • 面白い。あっという間に2巻目読了。

  • うすうすわかってはいたけど、ファリア司祭は亡くなり、一緒に脱獄するという夢はかなわなかった。ダンテス君はファリア司祭の遺産を受け継ぐためにモンテ・クリスト島を目指す。このあたりの宝探しの話は少年向け冒険小説っぽい。案外あっさりと宝は見つかる。
    無事脱獄して財産も手に入り、姿も変えたことだし、いざ復讐に向かうのかと思いきや、その前にモレルさんへの恩返しのエピソードがありほっこりした。完全なる復讐鬼になってしまうのかと思っていたので、完全に人の心を失ったわけではなさそうで安心した。それにしてもせっかく別人になりすましたのに、フランツ君を秘密の洞窟に招待したり、カドルッスにダイヤモンドをあげちゃったり、どうして素性を探られそうな真似をするのだろう。正体バレちゃわないか心配だよ。船乗りシンドバッドって怪しすぎるでしょ。
    途中から突然フランツ君視点になるので、おやおや、君は何者なんだい?と思ってしまった。この人をはじめ他人目線で見たモンテ・クリスト伯の様子が語られる。話中話の山賊の話とか、本筋とは関係ないんだけどスリルがあって引き込まれた。

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著者プロフィール

1802-70。フランスを代表する小説家・劇作家。生涯に長短合わせて250篇あまりの作品を書いたとされる。主な作品に『コルシカの兄弟』『モンテ・クリスト伯(巌窟王)』『三銃士』『ブラジュロンヌ子爵(鉄仮面)』『ダルタニャン物語』『王妃マルゴ』『王妃の首飾り』など。

「2016年 『ボルジア家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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