モンテ・クリスト伯〈5〉 (岩波文庫)

制作 : Alexandre Dumas  山内 義雄 
  • 岩波書店
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レビュー : 51
  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003253359

感想・レビュー・書評

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  • 復讐の花が開花し始める第五巻!
    ヴィルフォール家での連続毒殺事件、モルセール伯の過去、
    ダングラール男爵とアンドレア・・・モンテ・クリスト伯の
    蒔いた復讐の種は芽吹き、開花を始める。
    メルセデス、マクシミリアンとヴァランティーヌ、
    そしてエデ。
    彼らもまた行動するが、それがどうモンテ・クリスト伯に
    関わってくるのだろうか?
    老僕のバロワ、ダヴリニー医師、ユージェニー、
    ダルミイー嬢が登場、エデの過去もわかり、
    新たな運命の糸が加わりました。
    そして、なんといっても金・地位・名誉という欲望は、
    如何に人を醜悪にするか。
    ヴィルフォール然り、ダングラール然り、
    そして毒殺者・・・。
    エデの過去語りの中のフランス士官だって・・・ね。
    なお、アリ・パシャは実在の人物がモデル。
    調べてみると、なかなか興味深い歴史有り(^^♪

  • この巻でまた伯爵の変装が見られました。ヴィルフォールも部下に成り済まして伯爵とご対面(笑)
    たかだか15年位の歳月会わなくても友人知人ならわかるのではないか?というのが3巻から続く疑問。ヴィルフォールやフェルナンはダンテスとそれほど深い関わりはなかったけど、ダングラールは同僚だから普通わかるのでは?と思っていた。
    しかし、現代は写真や動画で会えなくなった人を何度も頭に刷り込むことができるけど、この時代はそんなものはない。あっても肖像画。日々の暮らしに追われていたら10年以上前の記憶はあやふやになってしまうかもしれない。

    ギリシャでの辛い思い出を敢えてアルベールの前でエデに語らせたり、ヴィルフォール家の連続毒殺事件を医者が仄めかしたり、続きが気になるように作られた構成はよく出来てると思う。

  • 次第に復讐への思いが増していくモンテクリスト伯の様子が伺えるものであった。最初の頃はその気持ちも共感できるものもあったが、だんだんとエスカレートしていくような感じで、一部が薄れていくとだんだんと共感が薄れていってしまうような感じがした。復讐劇がメインで、その思いは過激さを増す印象で、復讐のターゲットにされている人物が地獄へ落ちてしまうのではないかいう不安が増す一方で所々見せている恋模様が微笑ましさがあってホッとする気持ちもあった。人の善と悪が際立つ印象、今後復讐劇はどうなるか見ものである。

  • 怪死の続くヴィルホール家の描写が続く。お嬢様を疑うなんて、間違っているよー!

  • 全7巻を読んだうえでの感想です。

    ヴィルフォール家での連続怪死事件、エデの告白、ジャニナ通信によるフェルナンの告発などの不穏な展開をみせますが、まだ前振り段階というか、来るべきラストに向けての助走段階に入ったような印象です。嵐の前の静けさのといった感じで。

    うーん、この巻に関してはこれといった感想は無いですね。

  • 4巻から3連休で7巻まで突っ切りました。それくらいここからは止まれない。先が気になってしょうがない。
    事件の連続、小さな事件と大きな事件がありますが、意外な人物の名前がちらっと見えてフフッとなってしまう。
    なによりエデ、エデが好きだからというのもありますがエデの話はドキドキしてしまいますし、ヴァランティーヌさんもとても良い娘さんでなぜあの父から…と思いつつお母様…とも思ってしまいます。

    利己主義のところ、とてもわかる。

  • いよいよ佳境に

  • さすがに新聞小説だけに思わせぶりな展開だが、いよいよ佳境に入る5巻目。

  • ついに家族が巻き添えになった。やはり、とは思えど釈然としない。伯爵それでいいのか?自分を不幸にした人間以外を巻き込んでしまったら大義名分も通らないよ。
    メルセデスに舞踏会に招かれる場面があるけれど、メルセデスは伯爵がダンテスだと確信していたのだろうか。真意はわからないが、完全な復讐鬼にならないよう何らかの形でストッパーになってくれたらよかったのだけど。
    読んでいるとやはり『レ・ミゼラブル』と重なる部分が見つかる。テナルディエとカドルッスはキャラがかぶっているし、マクシミリヤン・ヴァランティーヌとマリウス・コゼットの若者カップルは最後ハッピーエンドになりそうだし、元囚人対警部(検事)という構図もそうだし…。
    アルベールが純粋に父親を信じていて泣けてくる。決闘まで申し込んじゃったけどどうなるの、これ。

  • モンテクリスト伯爵が密かに配してきた復讐のドミノが倒れ始めた。ヴィルフォール夫人への毒薬の手ほどき。エデを介したアルベールへの干渉。ダングラールの経済的損失とカヴァルカンディ偽伯爵への傾倒。でも、モンテクリスト伯も、若干良心がとがめていそうな・・・?

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著者プロフィール

1802-70。フランスを代表する小説家・劇作家。生涯に長短合わせて250篇あまりの作品を書いたとされる。主な作品に『コルシカの兄弟』『モンテ・クリスト伯(巌窟王)』『三銃士』『ブラジュロンヌ子爵(鉄仮面)』『ダルタニャン物語』『王妃マルゴ』『王妃の首飾り』など。

「2016年 『ボルジア家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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