- Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003253359
感想・レビュー・書評
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ダンテスがどうこう、よりも、彼を取り巻く人々の話がメインに。
とりわけ、二組の婚約者たち。お互いに望まぬ。の話がメイン。
そのうらに、ヴィルホールとダングラール夫人の隠された過去、アルベールの父、フェルナンがギリシアで犯した罪。
ここから、ダンテスはどう復讐を果たすのか?
そんななか、サン・メラン公爵、夫人の立て続けの死があり、フランツと結婚させられそうになっていたヴァランティーヌは、祖父ノワルティエの力で結婚を免れたが、思わぬ疑いがかかり…ってか、公爵夫人の件も、ヴィルホール夫人がやったことかと!助けて伯爵!!と思ってしまう。 -
仇共に忍び寄る不穏な気配……
じわじわ追い詰めていく過程がスリリングだ。 -
相変わらず復讐モードに入らず中だるみ中ですが、アルベールがボーシャンに決闘を申し込む場面のセリフ回しはデュマ節全開で最高です。
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復讐、もしくは仕返しはその行為の理由を相手に突きつけてこそ。
例え復讐すべき相手に、首尾よく不幸が訪れても
その理由、根源を突きつけなければ、気持ちは納得できまい。
ましてモンテ・クリスト伯は正体を隠しての復習劇。
その復讐の果たす時、正体を相手に告げる時、高まる気持ち。 -
ナポレオン戦争が終わる頃のフランスにおけるモンテ・クリスト伯ことエドモン・ダンテスの復讐譚。現実の歴史に基づく舞台設定や人物の背景描写が緻密で、作品の世界にどんどん引きずり込まれる。1つ1つの復讐には胸のすく思いがしたが、後には一抹の寂しさが残る。間違いなく名作。
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2011.10.21
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毒婦ヴィルフォール夫人には毒物知識注入、モルセール伯爵とダングラール男爵には情報操作。モンテクリスト伯の謀略が、目に見える形で奏功して来た。これまでの長い長い伏線(2~5巻)が、いよいよ回収されつつある。
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物語はいよいよ後半に入り、次々に展開を始めている。1800年代に書かれた物語だとはとても思えない面白さだ。現代にも十分に通用する。この本で映画を作ったら面白いのではないかと思うのだが。さて、ラスト2巻、どんな展開が待っているのだろうか。