三銃士〈上〉 (岩波文庫)

制作 : Alexandre Dumas  生島 遼一 
  • 岩波書店
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レビュー : 45
  • Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003253380

感想・レビュー・書評

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  • ミレディー物語…じゃないって。

    ルイ13世治世下のフランス。銃士になることを夢みて単身ふるさとガスコーニュを後にしたダルタニャンは、パリで同郷の名士・トレヴィルの指揮下にあったアトス・ポルトス・アラミスの三銃士と出会う。王の腹心・リシュリュー枢機卿の陰謀に巻き込まれながらも、三銃士との友情を育み困難を解決してゆく。

     恥ずかしながら初読でした。主役と思しきはダルタニャン一人なのに何故に『三銃士』?これはどう見ても『ダルタニャンと三人の銃士たち』だろ―と思っていました。瀬尾まいこさんの『図書館の神様』という作品の中で「山本周五郎の『さぶ』は栄冶の成長物語なのに何故タイトルが『さぶ』なのか?」と話題にする印象的な件があり、さてはここにも何か深い含蓄が?!と思ったのですが、さにあらず。『三銃士』は本来三部作からなる『ダルタニャン物語』の第一部に当り、日本ではこの『三銃士』が古くから単独の小説として知られてきたとのこと。友情あり、恋あり、冒険あり、娯楽小説の王道と言ってよく、読んでみて今なお単品で愛読される理由がわかる気が致します。

     若く覇気があり、大将としての器も認められ、そこそこ良い男(らしい)のダルタニャンは主役の貫禄十分です。謎めいた過去を持つ寡黙なアトス、単細胞だがムードメーカーのポルトス、学者肌のアラミスのいわゆるキャラの立つ三人組も良い。どんな時も彼らは至って真面目なのですが、そのやりとりは時にはお笑いユニットとまごうばかり。三蔵法師を彷彿させる懐の広いトレヴィル、悪代官そのもののリシュリュー枢機卿、そしてなんと言っても忘れてちゃならない妖婦・ミレディー。

     我が強く野心家の彼女はリシュリュー枢機卿の女間諜として働き、重婚、毒殺、色仕掛けなんでもござれで物語を振り回していくのですが、その妖婦っぷりはここまでくればもうあっぱれ。物語のラスト4分の1くらいからこのミレディーの存在感に圧倒されまくり、気がつけば彼女の最期とともに物語は終わった…のでした。

  • 約20年ぶりに読み直す三銃士。

    やっぱり騎士道は痺れます!
    己の信念と愛すべき女性に生きるシンプルさ…
    現代人の忘れかけた何か-そう、冒険心を甦らせてくれるのです!

    謎めいたアラミスに魅力を感じつつも、情熱的な主人公のダルタニアンに惹かれます。
    星闘士星矢で言うところの、瞬も良いけどやっぱり星矢だなぁ、という感覚です。

    たまにこのような小説で頭を休めるのも良いですね。

  • 昔の物語なのに、ワクワク・ハラハラ・ドキドキがすごい。デュマってエンターティナーだなと思った。

  • んー、なんか、すげえイライラする。。。ダルタニャン嫌いやわ。んー…もういいや。

  • チャーンス! ~ガスコーニュから出てきた貧乏貴族の倅・ダルタニャンはルイ13世の下の銃士隊に入って出世の糸口を掴もうとするが,アトス・アラミス・ポルトスと知り合う。リシュリューは王と王妃を離反させようと謀り,銃士隊はそれに敵対している。王妃がバッキンガム公に与えたダイヤ付きの飾緒を取り戻そうとロンドンに走る~最近ではマスケティアーズ・ちょっと前は三谷幸喜の人形劇・古くはTBSのラジオドラマ

  • 懐かしく思って、今になってもう一度手に取って読んでみた。まどろっこしい所もありつつ、割と面白かった。どうしても、昔やってたNHKのアニメの三銃士を思い出してしまい、登場人物の姿かたちはそれになってしまう^^;。

    指輪を取り返す話とか、結末がわかっていてもハラハラドキドキと楽しめた。

    こういう古典を読むと、価値観が当然違う世界のことになり、その中を楽しめるのも面白い。作者でさえ、「この頃は・・」と書いてあり、既にギャップがあるから、二重に世代の壁を突破する感じがある。

    王様と王妃は仲良くすれば良いのに、と子供心に思っていたが、大人となった今では、なかなかそうは出来ない感情を理解できると言う発見もあったりする。

  • 感想は下巻へ。

  • 言わずと知れたアレクサンドル・デュマの大作『ダルタニャン物語』の冒頭の『三銃士』。昨年は『モンテクリスト伯』を読んだので今年は『三銃士』をと思って読み始めた。
    『モンテクリスト伯』に比べるとやはりこっちはドタバタ喜劇という印象を受ける。シリアスな雰囲気のなか三銃士が出てくるとなんだかバタバタになってしまう。真面目な雰囲気のなかなんだが軽い。そんな印象。新聞での連載なのでスピード感はあるが、どうしても先をどんどん読みたくなるというハラハラした感じがない。まぁこの先長く続く『ダルタニャン物語』のエピローグとしてはこれくらいの背景説明は必要なのかもしれないが、なんだが余計な長さを感じてしまった。ミレディーの登場ですこし話も動くかなと下巻に期待。

  • カバーから:舞台は17世紀初め、世情いまだ穏やかならぬルイ13世治下のフランスである。

  • マンガのような展開、当時のヒット小説というのがよくわかる

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プロフィール

1802-70。フランスを代表する小説家・劇作家。生涯に長短合わせて250篇あまりの作品を書いたとされる。主な作品に『コルシカの兄弟』『モンテ・クリスト伯(巌窟王)』『三銃士』『ブラジュロンヌ子爵(鉄仮面)』『ダルタニャン物語』『王妃マルゴ』『王妃の首飾り』など。

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