フランス田園伝説集 (岩波文庫 赤535-2)

  • 岩波書店 (1988年7月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784003253526

みんなの感想まとめ

フランスの田園風景を背景に、幻想的で不思議な物語が展開される本書は、サンドの情熱と郷土愛が詰まった作品です。彼女の優れた人物描写と温かさは、読者に深い感動を与えます。さまざまな物語は、普通では考えられ...

感想・レビュー・書評

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  • サンドは情熱的な女性として評価が高いですが、郷土愛も豊かでこの一冊も彼女の熱心な情報収集の賜物です。
    サンドの文章は訳者の努力もあるのでしょうが、人物描写に優れていて、実は優しさに溢れてもいました。
    何冊か読んでいますが、何れも後生に受け継がれる優れた作品ですね。

  • まさにフランスの遠野物語です。普通では考えられない、ちょっと不思議なお話がたくさん出てきて楽しめました。人間の理解を越えたこういう出来事を、私たちの知恵で無理に解釈してはいけないと思います。人間の知恵でわかることなんて、本当はものすごく少ないのではないでしょうか。もっと「畏れる」ということに敏感でありたいと思いました。

    物語の力ってすごいと思います。言葉が違っても文化が違っても、その世界を共有できるからです。宇宙は不思議の極みだと思いますが、宇宙からすれば私たちが宇宙ですから、私たちの世界で起こることは不思議の極みだと思います。

  • この本を読んで気付いたこと。幻想や童話的な詩的感覚は、田園風景の中で育まれるもの。なぜイタリアには童謡や童話がないのか・・・という長年の疑問が解けた気がします。

  • ダメだ、知識が足りなすぎる。でも、岩波の翻訳ってわかりにくいっていうか接続詞の前後なんか特に文がつながってないように思うんだけど気のせい?

  • 『愛の妖精』の著者ジョルジュ・サンドは、民間伝承の採集者でもある。本書は、19世紀半ばにサンドがフランス中部ベリー地方の農村に伝わる伝説を集めたもの。フランス版『遠野物語』と、紹介されたりもしているが、確かに時代や場所が違っても、ところどころで相通じるものを感じる。

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著者プロフィール

ジョルジュ・サンド
1804年、パリ生まれ。本名はオロール・デュパン。
中部フランスのベリー地方で、父方の祖母に養育される。
1822年、カジミール・デュドヴァン男爵と結婚、一男一女を産む。
1831年、パリに出て、1832年、ジョルジュ・サンドの筆名で小説家デビュー。
以後、夫とは別居を続け、ミュッセ、ショパンなどと恋愛を重ね、
また同時代の共和主義者たちと交流しながら、精力的に創作活動を行う。
小説『ジャンヌ』『魔の沼』『愛の妖精』、自伝『わが生涯の物語』など著書多数。
1876年、故郷ノアンの館で死去。

「2026年 『捨て子のフランソワ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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