テレ-ズ・ラカン (上) (岩波文庫 赤 544-3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003254431

作品紹介・あらすじ

湿っぽく薄汚れたパリの裏街。活気のない単調な日々の暮しに満足しきっている夫と義母。テレーズにとって息のつまるような毎日だが、逃れる術とてなかった。だが彼女の血にひそむ情熱の炎はそのはけ口を見出せぬまま、ますます暗い輝きを増してゆくのだった。そうしたある日、はじめて出会った夫の友人ローランにテレーズのまなざしは燃える。

感想・レビュー・書評

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  • いや事故死かと思ったらめちゃがっつり殺すやん
    怖いーーー

  • 各シーンのテンポが早く読みやすい。淡々と死体解剖をしているように話の手際が良い。
    死体の描写は、呼吸が浅くなるほど凄惨だ。

    環境の変化で、目も追いつかぬほどテレーズも変化している。
    殺人の後の生理現象が息もつかないままに描かれる。

    なぜ、私も焦ってしまうのだろうか。

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著者プロフィール

エミール・ゾラ
1840年、パリに生まれる。フランスの作家・批評家。22歳ごろから小説や評論を書き始め、美術批評の筆も執り、マネを擁護した。1862年、アシェット書店広報部に就職するが、1866年に退職。1864年に短編集『ニノンへのコント』を出版、1865年に処女長編『クロードの告白』を出版。自然主義文学の総帥として論陣を張り、『実験小説論』(1880年)を書いた。1891年には文芸家協会会長に選出される。

「2023年 『ボヌール・デ・ダム百貨店』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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