本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003254431
作品紹介・あらすじ
湿っぽく薄汚れたパリの裏街。活気のない単調な日々の暮しに満足しきっている夫と義母。テレーズにとって息のつまるような毎日だが、逃れる術とてなかった。だが彼女の血にひそむ情熱の炎はそのはけ口を見出せぬまま、ますます暗い輝きを増してゆくのだった。そうしたある日、はじめて出会った夫の友人ローランにテレーズのまなざしは燃える。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
各シーンのテンポが早く読みやすい。淡々と死体解剖をしているように話の手際が良い。
死体の描写は、呼吸が浅くなるほど凄惨だ。
環境の変化で、目も追いつかぬほどテレーズも変化している。
殺人の後の生理現象が息もつかないままに描かれる。
なぜ、私も焦ってしまうのだろうか。
全3件中 1 - 3件を表示