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- Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003254448
作品紹介・あらすじ
肉欲のとりことなったローランとテレーズは秘かにテレーズの夫を殺して事故死にみせかけた。やがて二人は待ちのぞんだ結婚の日をむかえるが、その夜…。自然主義作家としての出発点となった作品。著者は「外科医は死体に対して解剖学上の作業を行なうが、私はこの作業を二つの生体に対して行なったにすぎない」と言っている。
感想・レビュー・書評
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「一定の状況の元におかれると、ときとして変化を生じる」「変化は身体から脳へ」一見すると当たり前のようだが、自分に落とし込む。すると神経が昂っていることや原因がわかり気が落ち着く。
陰惨とした内容とは裏腹に、精神面での解剖が行われて、自分の精神状態と当てはめて分析が出来たから逆にスッキリした。
2人は、モルモットです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私がこのタイミングで出会って読むというのが愉しい。
フランス文学の自然派っぽさにすごく共鳴する。私はこういうものに育てられてきたし、自分の一部のように感じるくらいだ。
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