氷島の漁夫 (岩波文庫)

制作 : Pierre Loti  吉氷 清 
  • 岩波書店
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003254615

作品紹介・あらすじ

19世紀末、北フランスはブルターニュの漁村。せつない長年の誤解もとけ、想い想われる男と女が結ばれてわずか6日後、氷島(アイスランド)近海へと出漁していった夫は、ふたたび生きて帰ることはなかった…。大海に生きる人々の苛酷な宿命を、印象派の画家を思わせるタッチで描きあげたロチの名作。

感想・レビュー・書評

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  • 『氷島の漁夫』は1886年にフランスで発表されたロティ六作目の作品である。
    北の海の緻密な描写と漁業で生業をたてる小さな寒村で暮らす人々の生活をベースに描きつつ、若いふたりの恋愛が小説を静かに貫く。
    作品の結末に過度なメランコリーを用意してくる癖はあるものの自然を緻密に描写し、人間の悲嘆と絶望を自然界のヴァニタスと融和させてゆくさまは頽廃的な美であり、評価されるべき点であろうと思う。

  • 内容は救われなく、ブルターニュという舞台もあってうら寂しい。
    しかし、海や太陽などの描写は素晴らしい。幻想的で、絵画に近い印象を受ける。

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