マラルメ詩集 (岩波文庫)

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  • 本 ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003254813

感想・レビュー・書評

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  • 再読。マラルメは完璧主義で難解なイメージ。鈴木訳は悪くないけれど、古さは否めないから難解さ倍増。掲載されている作品数は意外と少なく、1冊の半分以上が注釈と年譜。ヴァレリーのマラルメ評なども収録されているので、詩集としてだけでなくマラルメ伝としても読める。

  • 絶版になってたものをブックオフにて格安で買った。
    アマゾンではプレミア価格。
    この人の詩は難解。
    詩っていうものはいつの時代も難解なものなのかもしれないけど、それでも読むのに苦労した。
    難解なお蔭が、本の半分は注釈。
    まあ寡作な詩人で載せる分量が少なかったせいもあるのだろうけど。
    和訳も硬質で。
    でもこの和訳はいい仕事をしているように思える。
    ボードレールと同じ人が訳している。
    確かに何だか似ているような感じも・・・と言ったら失礼か。
    でも「悪の華」の文体が好きな人は絶対気に入ると思う。

  • 十九世紀フランス象徴派の総帥ステファヌ・マラルメの詩集。

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著者プロフィール

鈴木信太郎(すずき・しんたろう)1895〜1970
東京生まれ。東京帝国大学卒業。東京大学名誉教授。
芸術院会員。東京大学文学部仏文学科で教育者として渡辺一夫、小林秀雄、三好達治など多くの後進を育てた。
学者としては、ステファンヌ・マラルメ、ポール・ヴァレリー、フランワ・ヴィヨンなどのフランス詩の研究に大きな足跡を残した。特に『フランス詩法』は最も優れた成果の一つ。
主な著書に『ステファンヌ・マラルメ詩集考』、『フランス象徴詩派覚書』、『詩人ヴィヨン』、訳書には『マラルメ詩集』、『悪の華』、『ヴィヨン全詩集』、『ヴェルレーヌ詩集』などがある。
また大塚の旧居は、遺族により豊島区に寄贈され、2018年春「鈴木信太郎記念館」としてオープンした。
因みに洋画家鈴木信太郎は同い年生まれの同名異人。

「2024年 『鈴木信太郎巴里日記1954』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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