女の一生 (岩波文庫)

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  • 岩波書店 (1956年10月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (348ページ) / ISBN・EAN: 9784003255025

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

主人公が経験する様々な不幸は、人生の現実を映し出しており、その中にある人間の脆さや慈しみを感じさせる物語です。田舎貴族の娘が幸福と思われる結婚を経て、次第に訪れる不幸に直面する様子は、誰にでも起こりう...

感想・レビュー・書評

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  • 主人公に次々降りかかる(人生にはありがちな)不幸も、若い時分には本人の世を知らぬ甘さが招いた結果として、ある種受け止めながら読むこともできるが、晩年に至るにあたりどんどんと悲壮感が増し、放蕩息子を追って一人街を訪れる場面などはとにかく不憫で胸に来るものがある。

    「脂肪の塊」などモーパッサンの作品にはとにかく残酷な世の中や人間模様を描いて、読者を当惑させる作品があるが、本書もその一つかと思います。ただ、決して明るい話ではないのに、何故か人間に対する慈しみや憐憫の心を抱かせる不思議な内容の作品であることもまた魅力の一つ。人生経験が豊富になるほど再読時にまた新たに感じ入ることが増えていきそうな名作と思います。

  • モーパッサン、長編は初。どんどん惹き込まれていく。決して楽しい気持ちになる本ではないが、読み応えのある内容の重さ。善人と断定できる人物は出てこず、そこがまた人間臭い。ジャーヌが様々な不幸に見舞われていく中で徐々に人として壊れていく姿がきつかった。

  • 名著ですし今更ネタバレも何も無いのですが、明確なあらすじを読んで先にすべてを知りました。
    表紙に書かれている簡単なあらすじだけでもジャーヌはあまり幸せにはなれないようだということはわかってはいたのですが、どろどろ展開と息子のクズっぷりにジャーヌにはやや同情しました。
    しかしジャーヌのような人はあまり好きにはなれない。
    この物語で一番嫌いなのは犬を殺した司祭ですが。

  • 風景描写などの表現が美しかった。
    ささやかな真実…ありふれた不幸。

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/400325502X
    ── モーパッサン/杉 捷夫・訳《女の一生 1949-195601‥ 岩波文庫》
     
    ── ジャーヌは、自分の荷造りをすまして、窓のところへ行ってみた
    が、雨はやんでいなかった。(↑starting ↓ending)
    「なんのはや、世の中というものは、そんなに人の思うほど善くもなし
    悪くもなしですわい」。── Maupassant《Une Vie 1883‥‥ France》
    http://carecopain.gooside.com/openend.html
     いんとろ&えんでぃんぐ
     
    ── 世の中というものは人の思うほど、そんなによくも悪くもないも
    のですよ(ロザリは昔ジャンヌの夫ジュリアンの子を産んだ召使、女中)。
     ロザリーの台詞「人生は思っていたほど良くも悪くもないものですわ」
     
    http://q.hatena.ne.jp/1254736502#a955377
     愚夫列伝 ~ 西欧文学史上、最低の男たち ~
     
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4022605413
    ── 紀田 順一郎《世界の書物 19890320 朝日文庫》俗世の暗黒(P349)
     

  • 別に今更どうってことない感じだけど。


    読み安すぎて、私が文学に求める噛み応えを感じられなかった。

    でもそれも含めて最後の一行できれいにオチたなと思った。


    誰かが三浦綾子は文学としては簡単すぎる、文学というのはもう少し難解であるべきだと批評してたけどこの作品にもまんま当てはまる批評。
    最後の一行がそういう批判・批評を絡みとる強さはあるけど、触れ幅が少ない話しだからきれいなオチしかつかなかったんだろうなっていう風にも捕らえられる。



    中上健次の「枯木灘」も描写は似てる。
    読んでる時の感覚も。
    ただ「枯木灘」は最後の最後で文学足り得る畳み掛けるような圧倒する締めだったけどね。

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