ベラミ 下 改版 (岩波文庫 赤 550-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003255049

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  • ベラミは無能である。美男子かもしれぬが、それを除けば「人たらし」という一点を除いて無能である。
    しかし、彼は立身出世する。女を踏み台に。それがある意味風刺的であり、希望を持たせる内容でなどありはせず、何かを突きつけるようで、実際には読者を殴ってくる何かがある。

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著者プロフィール

フランス人。1850〜93年。母の友人フローベールにすすめられ文筆に転向。最初の成功作『脂肪の塊』(1880)で一躍新聞小説の寵児となる。短編約三○○、長編数作を書く。長編に『女の一生』(1883)『ベラミ』(1885)。短編小説『幻覚』や『恐怖』は戦慄させるほどの正確さで狂気や恐怖を描写し、この狂気の兆候が1892年発病となり、精神病院でなくなる。

「2004年 『モーパッサン残酷短編集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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