ジャン・クリストフ 4 (岩波文庫 赤 555-4)

制作 : 豊島 与志雄 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 127
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (517ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003255544

作品紹介・あらすじ

友オリヴィエの突然の死。人妻アンナとの愛の苦悩。運命が次々とくりだす試練に絶望し、クリストフは山中に身を隠す。が、森を揺がす春の嵐の唸りの中に、再起を命ずる神の声を彼は聞いた。新境地を得たクリストフの前にやがて明澄な世界が開けてゆく。

感想・レビュー・書評

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  • 青空文庫で読んだ

  • 遂に全4巻読み終わりました!
    実に面白かったです。
    今になってみると、宮廷楽士をしていた頃や、
    オリヴィエと出会った頃が、自分の事の様に懐かしく感じます。

    私も1つの人生にずっと寄り添い続けたような、
    誰かの前世の記憶をそっくり貰ったような、
    そんな感覚を覚えました。
    それだけ、この4冊は豊かな瑞々しい本だったと思います。

    やっぱり愛し合ったけれど結ばれない…
    というのが一番美しい愛の形なのでしょうか。
    クリストフがよく思い出すのはザビーネとグラチアで、
    グラチア自身も愛し合っているからと云って結ばれるのが
    必ずしも良い事とは限らないというような事を言っていますし。
    愛し合ったけれど結ばれずにに死を迎えれば、
    永遠にその思い出が穢れる事はありませんものね。

    あ、そう云えばカバー裏に公式からのネタバレと云う
    刺客が送り込まれていました。読まれる方は御注意下さい。

  • 8巻までの話と9巻の途中「人妻編」以降の話がすっきりと自分の中で繋がらず、違和感が残っている。クリストフ青年期までは割と共感して読めるのだが。
    著者がそれまでに描いてきた、19世紀末の退廃的なフランスを、ゲルマンとラテンの融合によって再生しようという意図はここへきて急に消えてしまい、人類や次世代への「愛」がクローズアップされる。老クリストフの、若者たちを愛する境地に立つには、まだ自分は若すぎるようだ。また折を見て再読したい。

  • Amazonかなにかのレビューに、若い時に読む本 とあった。
    そうか? 最終章の「新しい日」の クリストフとグラチアの愛情は、歳をとってからでないとわからないのではないか。

    正直、長すぎて、この物語の筋を覚えていない。

    ただ随所にちりばめられた格言が印象的である。

    また、いろんな女性との、いろんな形の恋愛の形が描かれていて
    面白く読めた。

    クリストフと初恋のアンナとの再会は、三島由紀夫「豊饒の海」の最後に似ている。

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著者プロフィール

Romain Rolland(1866-1944)1866年フランス中部のニエーヴル県クラムシーに生まれる。1880年パリに転居。エコール・ノルマル・シュペリウール(高等師範学校)卒業と同時に歴史の教授資格試験に合格。教鞭をとる傍ら戯曲や音楽評論を発表し、1913年に小説『ジャン・クリストフ』がアカデミー・フランセーズ文学大賞を受賞。1914年8月、スイス滞在中に第一次世界大戦が勃発、この地で戦闘中止を訴えた。1916年ノーベル文学賞受賞。戦後は反ファシズム活動に参加、第二次世界大戦中はナチスに抗しながら執筆を続けた。1944年没。代表作は他に『ベートーヴェンの生涯』、『戦いを超えて』、『先駆者たち』、『クレランボー』、『魅せられた魂』、『革命によって平和を』など。

「2015年 『ピエールとリュース』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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