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Amazon.co.jp ・本 (316ページ) / ISBN・EAN: 9784003255834
みんなの感想まとめ
19世紀のローマ法王誘拐事件を背景に、さまざまな人々が欺かれたり、欺こうとする姿を風刺的に描いた物語は、信仰の意味や人間の本質について考えさせられる内容です。神を信じることの難しさや、信仰が持つ力を感...
感想・レビュー・書評
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19世紀、本物のローマ法王は誘拐されて偽物が据えられているという、おかしな噂が出まわったそうです。この小説はこの事件を背景に様々な人がだまされたり、だまそうとしたりする姿を風刺的に描いています。私はキリスト教徒ではないのでローマ法王がどんなに重要な立場にあるのかなどはわからないのですが、神様を信じるということはどういうことか考えさせられました。奇跡が起きたから信じる。自分にはなにもしてくれないから信じない。信じたってなにも良いことがない。人は色んなことを言うけど、人類の歴史から神様がいなかったことがあったでしょうか。
神様を信じるとはどういうことか、私にはわかりません。神も仏もあるものかと言いたくなることが多いですから。苦しみや悲しみの意味もわかりません。ただ、どんな宗教であっても人びとが神様にお祈りする姿は感動します。これは人間の聖域だと思うからです。ここを汚したり、まして利用してお金儲けをしようなどというのは本当に卑劣だと思いました。だますよりだまされる方が幸せだと言いますが、私はこれは本当だと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あなたがこの鼠たちに対してしておいでのことを、あなたに対してするのがやはり当然だと、教会にも認めさせたいものです。ともかく、あなたを盲にしてしまったのですから。
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岩波文庫でなければあるいはもう少し楽しめたのかも。とは言えローマ法王の文化圏の信仰に対する感覚もわかっていないし、訳だけの問題じゃないことも確か。
光文社でいつか再読し、自分の読解力の問題か確認したい。 -
起こりうるから起こった、という心地よさ。それが偶然の網目のなかで意味をもってしまうおかしさ。アメデの道中がおかしかった。
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原書名:LES CAVES DU VATICAN
著者:アンドレ・ジッド(Gide, André, 1869-1951、フランス・パリ、小説家)
訳者:石川淳(1899-1987、台東区、作家) -
ヴァチカンの抜け穴?どういうことかわからないけど、穏やかでない気がする。
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奥泉光×いとうせいこうの文芸漫談に向けて読了した作品。
ジイドといえば、『贋金つくり』くらいしか知らなかった私。
読んでみたら、カタカナの名前がムツカシイ。
『桜の園』のときもそうだったが、カタカナの名前は覚えにくくて、なのにその上どうして同じ名前で呼び続けないのか?
ファースト、ミドル、ファミリーに加えて、愛称。
その難点さえクリアすればなかなか面白い。
特に、物語の筋と関係ないところの生き生きとしたジイドの筆致は魅力的。
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