法王庁の抜け穴 (岩波文庫 赤 558-3)

著者 : アンドレ・ジイド 石川淳

• 岩波書店 (1928年10月20日発売)

感想・レビュー・書評

[Στέφανοςさんの感想 · 2018年12月5日]

原書名：LES CAVES DU VATICAN
著者：アンドレ・ジッド(Gide, André, 1869-1951、フランス・パリ、小説家)
訳者：石川淳(1899-1987、台東区、作家)

[oriduru1970さんの感想 · 2017年8月11日]

ヴァチカンの抜け穴？どういうことかわからないけど、穏やかでない気がする。

[kikusaka-jessicaさんの感想 · 2012年2月7日]

奥泉光×いとうせいこうの文芸漫談に向けて読了した作品。

ジイドといえば、『贋金つくり』くらいしか知らなかった私。
読んでみたら、カタカナの名前がムツカシイ。

『桜の園』のときもそうだったが、カタカナの名前は覚えにくくて、なのにその上どうして同じ名前で呼び続けないのか？
ファースト、ミドル、ファミリーに加えて、愛称。

その難点さえクリアすればなかなか面白い。
特に、物語の筋と関係ないところの生き生きとしたジイドの筆致は魅力的。