贋金つくり (下) (岩波文庫)

  • 岩波書店 (1963年4月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (241ページ) / ISBN・EAN: 9784003255872

感想・レビュー・書評

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  • 岩波文庫版で読んだのだが、章ごとのあらすじのようなものが目次的に書かれてあり、それを眺めていると、最終章に何が起きるのかは事前に知らされてしまう。

    その最終章の事件の発生が、さながら水が低きに集まる如く、小事が大事を呼ぶように流れを成した遠因が、コラージュ的に散らされた形式の小説。

    日記や作中作、手紙、語る主体の変化など、現代小説の業、ある種の罪過はここから生まれたとも言える。

  • P133『人生では、何一つ解決しないわ。みんな続きなの。いつまでも不安定な状態から抜け出せず、最後まで、どうしたらよいか解らずじまい。その間も、まるで何事ももなかったように、人生は続いていくんだわ』といったポーリーヌの言葉が実感できる本だった。上巻で気になっていたボリスは気の毒だった。友人を亡くし、同級生に期待し裏切られる。子供社会はとても残酷。でも人生は続いていく。誰も立ち止まれない現実の中で、贋金つくりだけがある一時期を閉じ込めているかのよう。引用されている本の知識があれば…もっと楽しめたのに。

  • いわゆるメタ小説で、視点がコロコロ変わりますし、贋金つくりはなかなか登場しません(笑)ジイドの作品では狭き門と並んで最高傑作と思います。

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