人はすべて死す 下巻 (岩波文庫 赤 567-2)

制作 : 川口 篤  田中 敬一 
  • 岩波書店 (1959年10月5日発売)
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  • レビュー :5
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003256725

人はすべて死す 下巻 (岩波文庫 赤 567-2)の感想・レビュー・書評

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  • 作中の人物の会話の部分は面白いのだけど、死なない人間であるフォスカの独白部分は、何とも退屈。
    不死の人間と云うのはもはや人間ではないからなのか。

  • 再読。さまざまな歴史的な局面に立ち会いながら、何も変えることができず無力感を募らせてゆくフォスカ。戦争、虐殺、貧困、革命、いくら戦っても戦争は終わらないし、愛する人は必ず先に死んでしまう。ジャングル探検してるときは楽しそうだったけど、生命に限りある人間からしたら不死者との友情・恋愛は嫉妬や羨望、あるいは嫌悪感で続かないものらしい。

    個人的にはフォスカに感じるのは憐憫だけで、自分は永遠になんて生き続けたいとは思わないし、羨ましいとは思わない。想像するだけでぞっとするけれど、フォスカ自身がそれに気づくのは遅すぎたということでしょう。むしろ600年、彼は結構精力的に頑張ったほうじゃないか。

    しかし自分は「不死者のロマン」的なものには昔から惹かれるものがあり、この小説にも実存主義云々はさておき、吸血鬼ものなんかに通じる永遠を生きる者の哀愁、孤独、などに壮大なロマンを強く感じました。難しく考えなくても物語として十分に楽しめます。

  • 人間は死によって有限であることを運命づけられ,その有限性によってこそ現実的に生きることができるってことだろうか。

  • \50

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