海底二万里 上 (岩波文庫 赤 569-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003256947

作品紹介・あらすじ

その年、いくつもの船が海で"何か巨大なもの"に出くわしていた。それは長い紡錘形の物体で、時に燐光を発し、クジラよりもずっと大きく、ずっと速かった。アメリカ海軍から依頼され、追跡行に加わったアロナックス氏は、ついにその怪物に遭遇した。

感想・レビュー・書評

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  • 千葉にあるのに東京な「ネズミーランド」のアトラクションにもあるので若い世代でも題名だけは知っているであろう海洋SFの古典。今から150年前に描かれた本書は帆船がやっと蒸気エンジンを装備しだした時代で”潜水艦”の概念は大まかな構想でしかなく「鯨のような舟」という外観と水中を自由に動き回るオウムガイをイメージして名づけられた潜水艦『ノーチラス号』と 人間社会を捨て海洋世界の探求に魅入られる謎の人物ネモ艦長との冒険譚の前半は世界的規模で確認される海洋で起こる巨大海獣の目撃と衝突事故の調査から始まる。ノーチラス号とネモ艦長の秘密とは?怒涛の下巻へ!

  • 子どもの頃家にあった童話。兄が買ってもらって読んでいない。二万里は深海の縦、すなわち深さと思っていた。今読み始めて、そんなわけない横、航続距離のことだと気づいた。ヴェルヌの作品では「八十日間世界一周」が記憶にある。だいぶ趣きが違って、生物、鉱物が詳しくて百科事典にようだ。2023.1.18

  • 200920*読了
    あまりにも名の知れた物語だけれど、今まで読んだことはありませんでした。2年ほど前にアンソニー・ドーアの「すべての見えない光」を読んで、「海底二万里」がストーリーの中に登場し、いつか読んでみたいと思っていました。そして、ついに読むことができたわけです。

    主に通勤時に読んでいたのですが、通勤時間がもっと長ければいいのに、と毎日のように思いました。
    それほど、ネモ船長との、アロナックス教授との、ノーチラス号での海底の旅は魅力的でした。
    海の生き物、植物の名前が次々に出てきて、全く詳しくないけれども、その多様さに海という生命のるつぼの魅力を感じました。
    まだ上巻しか読んでいないので、これからどんな展開になり、どんな生き物が現れるのか、楽しみで仕方ありません。

    わたしだったら、この先もう故郷に帰れないかもしれない、と思うと不安で絶望的で辛いと思うけれど、アロナックス教授にとっては、海の生き物との出会いがあるので、まぁなんとかなるだろうというようなのんきさがあります。助手のコンセイユ、海の男ネッドランドにしてもそう。そんなノリで大丈夫なん?とついつい思ってしまいます。笑
    そして、ネモ船長の闇の深さ…。彼には一体何があったのだろう。彼が海に潜って、陸地と決別した理由もきっと下巻で分かるのでしょう。
    あぁ、早く読み進めたい!

  • 海の中の植物や生物たちについての描写は、自分に知識がなくあまり理解できなかった。また地名なども分からなかったため、あまりに深く考えずに読み進めた。

    ネモ船長がなぜ陸地から隔絶された世界を作ったのか気になる。

  • 面白すぎる。潜水艦が世に出る前に書かれた小説とは思えない、素晴らしい想像力だ。

  • 冒険だなぁ。

    醤油を持って乗りたい。

  • 次から次へと出てくる魚や貝などの名前とそれに対する描写は、すごいと思う。
    ただ、名前を見ても残念ながらピンと来ないので、その部分だけはあまり楽しめなかった。

  • 理論とか小難しい水圧のはなしとか、具体的に数字を挙げてくるのでファンタジーとは思えない生々しさ?というか、本当にありそうな話だなって思えます。話に親しみやすくなる
    海の植物で服を作ったり、陸の作物を食べなくても生きていけたり、うそだろ?って思うけど、読んでるとなるほどーって思っちゃう 
    海底のはなしとかわくわくしますね

  • グーグルのTOP画面で気になってレンタルしたけど思ったより読みにくくて一旦保留。

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著者プロフィール

Jules Verne, 1828 - 1905.
フランスの小説家。
『海底二万海里』『月世界旅行』『八十日間世界一周』
『神秘の島』『十五少年漂流記』など、
冒険小説、SF小説で知られ、SFの父とも呼ばれる。

「2016年 『名を捨てた家族』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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