海底二万里〈下〉 (岩波文庫)

制作 : 朝比奈 美知子 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 103
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (481ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003256954

作品紹介・あらすじ

人間社会に対して激しい不信の念を抱くネモ船長とは何者?その目的は?謎の潜水艦ノーチラス号は、インド洋から地中海、さらに大西洋を南下して南極へ。凍結した海底に閉じこめられ、巨大なタコの大群や暴風雨に遭遇、と波瀾万丈の航海は続く。

感想・レビュー・書評

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  • 1840年代にエドガー・アラン・ポーが「小説に科学的事実を取り入れることによって物語に真実味を持たせる」という技法を示し、感銘を受けて科学冒険小説の多くを生み出したヴェルヌ。150年前、本書における海洋生物の薀蓄は当時最新の専門書を研究し引用した事柄も今ではツッコミどころとなってしまったが、万能なエネルギーの電力や潜水艦のビジュアルイメージは先見的であり予言ともいえるレベルだ。作者の反権威主義は虐げられた科学者であるネモ艦長の姿そのものであり、人の道具は「武器」であるという呪縛は現在でも解けてはいない。

  • 題名は誰もが知っている小説だが、宝塚で舞台化されるということで初めて読んだ。上巻よりは面白かったし、ロマンは感じたものの、いかんせん大昔に書かれた本なので、なかなか物語の世界に入り込むことが難しかった。

  • 挿絵が物語の雰囲気にぴったりでとても良い。ずっと海の中なので続きがあまり気にならず読み終わるのに時間がかかってしまった。南極で氷に閉じ込められ新鮮な空気がなくなっていくシーンは本当に息苦しく、海上に出られた時は教授たちと一緒に思わず深呼吸をした。あやうく窒息するところだった!なんて酸素は美味しいんだろう!これでもかというくらい深海の生き物たちの描写は細かいのに、最後の場面はあっさりしていて物足りなかった。憎しみや哀しみに囚われ狂っていくネモ船長がもうちょっと読みたかったな。解説が興味深かった。

  • 描写がネモ船長の心情にかなりそっていてその変化を読むのが面白い。

  • 100年以上前に書かれたとは思えないほどの、緻密な描写とスリルあるストーリーで、とても楽しめた。
    ノーチラス号とモネ船長がどうなってしまったのか、とても気になる結末だ。

  • 終わり方が謎を残したままだったので、ちょっとモヤモヤした。
    『神秘の島』が続編の位置づけらしいので、読んでみたい。

    狩りをするときの捕獲量が半端ないことが多くて、何度かハハアと怖じ気づいたりした。

  • 下巻。

    下巻はインド洋からアラビア、地中海を抜けて南極を冒険し、南米経由でヨーロッパでの海戦までが内容になっています。

    ネモ船長の人となりや生い立ちがわずかながら明らかにされるのですが、いかんせんほとんどわからないために彼の行動の是非が全く判断できません。感情移入もできません。おそらく当時の価値観を反映しているのでしょうが、マッコウクジラをさした理由もなく殺しまくっていますし。

    南極やタコとの戦い、復讐の海戦など上巻よりは動きがありますが、やはり淡々と話は進みます。
    ノーチラス号のメンテナンスはどうしているのか、乗員はどういう人間達なのか・・・などの謎は謎のまま終わってしまいました。

  • ネモ船長がかっこいい。挿絵も最高。

  • 上巻よりはパワーダウン。

  • 退屈 

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プロフィール

Jules Verne(ジュール・ヴェルヌ)

1828年,フランス北西部の都市ナントに生まれる.二十歳でパリ上京後,代訴人だった父の跡を継ぐことを拒否し,オペレッタの台本やシャンソンを執筆する.1862年,出版者ピエール=ジュール・エッツェルと出会い,その示唆を得て書いた『気球に乗って五週間』で小説家デビューを果たす.以後,地理学をベースにした冒険小説を次々に発表.作者が1905年に没するまでに六十篇を超えたそれらの小説は,いずれもエッツェル社から刊行され,1866年以降,その挿絵版が〈驚異の旅〉という総タイトルの下にシリーズ化された.代表作は,『地球の中心への旅』『海底二万里』『八十日間世界一周』『神秘の島』『ミシェル・ストロゴフ』等.多くの科学者や探検家が子供の頃に読んで強い影響を受けただけではなく,コナン・ドイル以降のジャンル小説の書き手はもちろん,レーモン・ルーセル,ミシェル・ビュトール,ジュリアン・グラック,ジョルジュ・ペレック,ル・クレジオ等々,ヴェルヌとの文学的血縁関係を自認する作家は少なくない.

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