対訳 ペレアスとメリザンド (岩波文庫)

制作 : 杉本 秀太郎 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 68
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003258316

感想・レビュー・書評

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  • なんで、この程度の戯曲が数多くの作曲家を魅了したのか不思議で仕方がない。ギリシャ・ローマ神話にはふんだんにあるのに、不倫ものが、そんなに珍しかった?
    余計なことを書き足せば、この本の訳者・杉本秀太郎は京都系の人らしい。対訳スタイルで、フランス語はよくわからないが、場違いな日本語の選択があって、そこで冷める。解説に至っては、はっきり言ってキモい。

  • 嫉妬に苦しむゴローの姿が印象的。若い二人の逢瀬の場面も美しいが、ヒロインはついに謎めいたまま退場してしまう。王国の飢饉などの、よく分からない伏線もいくつか。抑えておくべきお約束があるんだろうか。

  • 20141128

  • 意外な展開もあったけど、全体的には無駄に冗長かな。
    『イノック・アーデン』ほど詩的ではなし、『トリスタン・イズー』ほどドラマチックでもなく…。
    音楽でいうところの、古典とロマン派の違いと言えば、たしかにそうだが。
    風景描写がちょっとした魅力かな。

  • オペラのあらすじって、解説書を読んでもさっぱり頭に入ってこないよね? どうせなら原作を読んじゃえってことで。

    おお、原作はすらすら頭に入るし、めっぽう面白い。

    幻想風味のための道具立ての数々はあざといと思うし、メリザンドは今なら「同性に嫌われる女ナンバー1」だと思うけれど、この透明感ややるせなさはさすが。

    ところでジュヌヴィエーヴは途中でいなくなっちゃうんだけど何してるんだろう?

  • カバー:メーテルランク(1862-1949)のこの戯曲に、ドビュッシーは美しい音を与えてオペラ化した。文庫初の対訳。

  • 嫉妬とは恐ろしいものです。

    大事なもののために嫉妬していたはずなのに、その嫉妬のあまりに大事なものを失う。

    目も、耳も、口も、手も、足も。
    嫉妬はすべてを狂わせる。

    嫉妬の先に待つものは、破滅のみ。



    対訳版だけど、私には日本語しかわかりません。

  • ラファエル前派風挿画が美しくてつい岩波文庫で買いました。メーテルリンクといえば『青い鳥』ですが、こちらはおとぎ話風でありつつもギリシャ悲劇的な印象の戯曲。たしかオペラが有名だったと思いますが、叔父の新妻と恋仲になってしまった青年の悲恋ものです。いかにもオペラっぽいロマンティックな舞台設定で繰り広げられるロマンスですが、こういう戯曲のもったいぶった言い回しって、活字で読むとちょっといらいらしたり(苦笑)

  • ドビュッシー(オペラ化している。)もメーテルリンクも気になる存在だし、読んでみた。
    ちょっと甘ったるいという感じも受けるが、不気味な気配を描くのがうまい。おぞましい洞窟の上にたつ城。今にも無意識という洞窟に呑み込まれそうな城(意識)の危うさが変奏されていて、やはり読ませる。フランス語の勉強にもなりました。

  • オペラ鑑賞の予習の為に普段読まないジャンルではあるが読んだ。訳者曰く「逃げこむ日かげがどこにもない」という対訳は、原文の雰囲気そのままの優雅で美しい日本語。フランス語の原文も、さほど難解な表現はないので仏語学習によさそう。恋愛表現のフランス語、とくに四章のペレアスとメリザンドが愛を交わすシーンなどの表現は実践で使えると思った。私自身は使う機会なさそうだが。

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