ナジャ (岩波文庫)

  • 岩波書店 (2003年7月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (340ページ) / ISBN・EAN: 9784003259023

みんなの感想まとめ

自己探求の旅を描く本作は、複雑な人間関係や芸術との邂逅を通じて、「私は誰か?」という根源的な問いに迫ります。シュルレアリスム運動の影響を受けたこの作品は、自由を愛する女性ナジャとの交際を描きながら、無...

感想・レビュー・書評

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  • 今週の本棚・なつかしい一冊:佐野史郎・選 『ナジャ』=アンドレ・ブルトン作、巖谷國士・訳 | 毎日新聞
    https://mainichi.jp/articles/20230225/ddm/015/070/013000c

    0634夜 『ナジャ』 アンドレ・ブルトン − 松岡正剛の千夜千冊
    https://1000ya.isis.ne.jp/0634.html

    ナジャ - 岩波書店
    https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b248130.html

  • 金井美恵子の『夢の時間』を思い出した。
    自分が誰であるとか、何故ある場所である事をやっているのか等々を考えはじめることは、迷宮へ入り込む最初の一歩に違いないという。
    「私は誰か?」の問いに対して「私は私である」と同義反復で答えるのではなく、蜘蛛の巣のように複雑に張り巡らされた無数の邂逅の糸をたぐり、ときおり解すようにして、おのれの内の、ある書物やある人物やある絵画に対する、情熱の度合といったものを探ってみる。そのようにしてたどり着いた迷宮の出口で痙攣的な美との曖昧な結合を果たす、ここにいる私を発現させる。

  • シュルレアリスム運動はフロイトによる無意識の発見を契機に、当時のダダイズム的アプローチが接続することで絵画・写真を巻き込んだ一大運動と化す。本書は「シュルレアリスム宣言」を執筆することでその旗振り人となったプルトンが綴った、ナジャと名乗る女性との交際記。「あなたは誰?」「私はさまよう魂。」自由を愛するナジャの行動は超現実的であり、それは無意識の象徴でもある。シュルレアリスム文学は得てして難解になりがちだが、多数付随された写真と恋愛記というあらすじによって、例外的に読みやすさを獲得することに成功している。

  • ◇シュルレアリスム的散文の最高傑作の一つ

  • 3.45/522
    『「私は誰か?」シュルレアリスム運動の最盛期,1928年に発表されたブルトンの代表作は,自分への問いかけから始まる.実際に出会った人物,おこった出来事,発せられた言葉を,克明に記録するというこの新しい「小説」は発表当初より賛辞にかこまれ,35年後,「著者による全面改訂版」としてふたたび世に送り出された.』(「岩波書店」サイトより▽)
    https://www.iwanami.co.jp/book/b248130.html

    原書名:『Nadja』(1928年)
    著者:アンドレ・ブルトン (André Breton)
    訳者:巖谷 國士
    出版社 ‏: ‎岩波書店
    文庫 ‏: ‎346ページ
    ISBN : ‎9784003259023

    メモ:
    ・松岡正剛の千夜千冊 634夜
    ・20世紀の100冊(Le Monde)「Le Monde's 100 Books of the Century」
    ・西洋文学この百冊

  • 繊細な視界を覗き見る。
    注釈が文庫本の半分の頁を閉めているぞ。

  • 最近、どこかで「ナジャが年上だったときとナジャより年上になったときとではナジャが別人に思える。死ぬ前に読み返すのが楽しみだ。」というようなコメントを見た。それが頭に残っていたので、図書館書庫より借りた。が、今の私は、この本の中に入っていけなかった。また巡り合ったらそのときにまた読もう。

  • ナジャという女性との出逢いが鮮烈であったという書き方。文章の半分位までは自分の生活風景を写真とともにくどく説明。ナジャとの出逢いからは、ナジャの書いたスケッチや彼女の発言が怒涛のように押し寄せ、日常が様変わりした。〆はナジャとは何なのか、と。こういう構成。ナジャとは人間以外の何かであり、新しい時代の流れのような、それを擬人化したのかなあ。デビルサマナーのネミッサのような。もちろんスケッチなどは本人様がお書きになったかと。私にはこの本わからんです。

  • Keyとかの美少女ゲームに出てきそう→ナジャ

    ポンコツ電波っぷりがかわいい

  • こんな他人にとってはなんの意味もないラブ・レターみたいなのを小説というの?当事者の間で読まれる分には勝手にして、という感じだけど、これを作品にしちゃうのがシュルレアリスムなのか?デッサンじゃなくて落書きやろこれ、という図版がゴロゴロ。もー勘弁してくれ。そんで最後ナジャどこいった?あっさり恋の対象別の女になってるし、しかもあんた妻帯者やんけ!常人には感じられないものを感じている人間に惹かれながら、自分はいたって普通の生活を送っている、あくまで観察者。べつにそれならそれでいいんだけど、だったらもっと明確にわかりやすく書いてくんない!?もー何から何まで合わなくて、最後まで読んだものの理解は放棄しました。

  • 絵画のシュールレアリスムは大好きだけど、文学は受け付けなかった。写真と文章の配置が別のページになっているのが、作者の意図を組んでいないと思う。ブログのような形式になっていればいいのに・・。

  • アンドレ・ブルトンが街中で出会った女性のナジャとの交流。ナジャは精神的に不安定な女性。だからこそというべきか、ユニークでかけがえのない表現(ことばや絵)で、ブルトンに提示し、ブルトン自身も圧倒されている感覚が生々しく伝わってくる。知り合って、時が経つにつれて、ナジャとブルトンの溝は深まっていくが、それは「ナジャの高みににまで到達していない」のではないかという嫉妬や畏敬の念が入り混じった複雑な感情がつくったものであろう[p159など]。「シュールレアリズム」という枠組みだけで評価するのはもったいない美しい作品。

    また解説など読んでもわかるように、決して小説ではありえないので、作品以外の情報を参照するとより奥行きが出てくる。

  • 後日、再読の価値あり。

  • 白水社版(同じ訳者)ですでに読んでるんですけども、岩波文庫から出たのはブルトン自身による「全面改定版」にもとづいて、細かい注釈も入ったバージョンということで、再読してみました。注釈が詳細だと、いろいろわかって面白い部分もあるんですが、いちいち参照していると純粋なストーリーが頭に入って来ないという難点があります…(私の読み方に問題が?・苦笑)。作者の背景にあった当時の状況を考えながら読むと、純粋に物語りとして読んだ以前よりも面白みは半減したような気がしました。シュールレアリズムも、自動手記とか言い出したあたりでは胡散臭い側面がありますからねえ…。ナジャという女性に関しても、ミューズというよりはただの錯乱からくる言動のおかしい人だったんじゃないの?とか思ってしまうと身も蓋もないし…。ただ最後の1行だけは、何度読んでもハッとさせられます。「美は痙攣的なものだろう、それ以外にはないだろう」

  • アンドレ・ブルトンの代表作となった『ナジャ』
    文章だけではなく、所々に挟まれる写真が読み手のイメージを膨らましていく。ナジャとは、彼女は一体何者だったのか。そんな疑問もまた遠くに流されていく。

  • 「美は痙攣的なものだろう、それ以外にはないだろう」

  • 大学の卒論がコレでした。
    文壇では大昔に「終わっている」シュルレアリスムですが、
    わたしの中ではいまだ現役。
    超現実の中にこそ真実が見える。そんな気がします。
    それはそれとして、ナジャは怖い女です(笑)

  • 最高すぎる。ゆっくり読まないとメッセージを拾いにくいが、この仕掛けとおしゃれさ!こいつでシュルレアリスムは全てが体現されたのだろう。僕もナジャのようなパートナーがほしい!なんてね

  • シュールレアリスム展に行ったときに買った。
    ブルトンに魅力を感じていたというよりかは衝動買いに近かった。
    今まで読んできたどの本より多い注釈と写真。
    支離滅裂風に思えるけれど人間の思考ってそういうもんだし、夢は筋とか関係ない。。。

  • 正直理解不能だった。解説のほうが面白かった……。

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著者プロフィール

1896-1966年。フランスの文学者で、シュルレアリスムを創始した。1924年に『シュルレアリスム宣言』を刊行、自動記述などの表現方法を重視した。他に著作として『ナジャ』『黒いユーモア選集』など。

「2017年 『魔術的芸術 普及版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

アンドレ・ブルトンの作品

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