狂人日記 他二篇 (岩波文庫 赤 605-1)

著者 :
制作 : 横田 瑞穂 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 327
レビュー : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003260517

感想・レビュー・書評

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  • 外套・鼻を 先に読んだからか、ネフスキイ大通り と 狂人日記 を読んでると、あれ?似てる?と思ってしまった。肖像画 は 特に 第二部が怖いながら 引きつけられた。話してる隙に 消えたのは盗難に遭ったか、亡霊の仕業か、文字通り 狐につままれたようだった。狂人日記については、ドストエフスキーの二重人格も似たような話だが、狂人日記は日付とかの表記が訳がわからないくらいになってるのが、笑えないけど、おかしかった。

  • 表題作はなかなかの作品で興味深く読めた。他、二作は今的な洗練とは少し距離のある小説の試行錯誤が感じられた。

  • 『狂人日記』読み進めるごとにぞわぞわした。

  • ■ネフスキイ通り
    ・・・都会小説ってんでしょうかね?
    煙草がやめられないから鼻なんかいらないってのは
    過激だなあ。


    ■肖像画
    ・・・怪しい名画に振り回される辺り
    ドリアングレイか?と思ってたら。
    絵から人が出てきたり、最後には消えたりが
    ユルスナールの「老絵師の行方」っぽい。
    ま、芸術家の卵が金銭で堕落ってよくある構成ですな。
    一転して、二部はその裏話というかメイキングというか。
    くどさが身上!!

    ■狂人日記
    ・・・発狂する所の描写が凄かったぁ〜
    イプセンの「幽霊」ばりでしたわ。

  • 「ネフスキー大通り」と「肖像画」について。
    いずれも、フォーカスされている人物が破滅に陥るタイミングが早く、まだ話の終わりまでページ数が残っている理由はそれだったのかと思わされた。というのは、後半あたりで、人物の視点が切り替わるのだ。

  •  どれも面白く読みました。まず、都会に生きる人びとの、見た目だけでは分からないその暮らしぶりをあざやかに描く「ネフスキイ大通り」は、仮にも都会と呼ばれる場所に生きているわたしが一度は考えたことのあるテーマで、ぐいぐい引き込まれてゆきました。

     呪いとも言える恐ろしい絵画の物語である「肖像画」は、第一部のなかで恐ろしい絵画から金貨が発見されると言うところからして、貧乏な芸術家が「こうなったらいいなあ」と空想するのではないか、などと邪推しながら読んでゆくと、そこに著者の芸術に対する考え方が色濃く表れているように思います。

     そしてそれまでの描き方とまた違うのが「狂人日記」だと思います。下級官吏の精神病的な狂気を描き、その恐ろしい現実世界での出来事(おそらく精神病院への強制的な入院だと思います。最初は監獄かと思いましたが(笑))を認識できていない様子まで描き切ってしまう。

  • 収録の「肖像画」はホラーとして読めましたが、他の作品は分かりません。物語になってないと読めなくなったのかなぁ。

  • 2010.1.26 読了

  • 表題の狂人日記がゴーゴリの中でも1,2位を争うくらい好きなので、5つ星。ゴーゴリの短編にあまりはずれはないなと思う。

  • 資料番号:010788339 
    請求記号:983ゴ

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