死せる魂 上 (岩波文庫 赤 605-4)

著者 :
制作 : 平井 肇  横田 瑞穂 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 134
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003260548

感想・レビュー・書評

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  • 平易で読みやすく、おかしみのある文章に訳で、古風な言葉選びも現代では使われない言葉の幅を感じ、とても楽しく読めました。
    死んだ農奴の提出されていない戸籍を集める主人公。訳は謎のまま物語は始まる。
    その間に描かれる古き露西亞の地主やその領地という独特の農村や文化も面白いです。露西亞っていう特殊に愛嬌のある変わった国のこと、それを意識し欧州に対して見せている劣等感のような、誇りのような想いの覗ける文がなかなか愛嬌があり可愛かったです。続き楽しみです。

  • 死んだ農奴を譲って欲しいと地主周りをするチチコフ。一癖も二癖もある地主たと言葉巧みに丸め込もうとするチチコフのやりとりが面白い。食事のシーンの描写も詳しいがあまりうまそうじゃない

  • どこか滑稽な夢、だがそれはたやすく悪夢に傾きそうな気配を
    漂わせている。
    さまざまな俗物をめぐりあるく典型的な遍歴の物語は、
    自ら販売していたはずの陥穽に
    「笑ゥせぇるすまん」本人が落ちこんでしまったかのような
    主人公自身の運命の変転によって終わりを告げる。

    奇妙な花火のように次々と炸裂するイメージ、
    それらすべてを「リアル」に感じさせてしまう作者の手腕は
    このようにしか称えられない――曰く、奇怪、と。

  • スコットランド、エジンバラなどを舞台とした作品です。

  • RusLit

  • まさかこれは現代日本の話なのではと思う(笑
    還付金詐欺を思い出した。

    ゴーゴリの祖国ロシアに対する愛が伝わってきて楽しい。
    なんだかしょうもない主人公が可愛くなってくる。
    人形劇のような可愛いらしい雰囲気でこの本かなり好き。
    挿絵も面白い。

    つまり。愉快な本なんだよ。

  • 題名から想像できる内容と違い、実はユーモアに溢れた読みやすい話です。しかも笑いながらしみじみと哀しくなってくる。ロシア、というとこの本のイメージが胸をよぎります。

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