本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (259ページ) / ISBN・EAN: 9784003260548
みんなの感想まとめ
詐欺師チチコフが「死んだ農奴」を買い取るために地主たちを訪ね歩く物語は、風刺と滑稽さに満ちています。上巻では、彼が出会う偽善的で個性的な地主たちとの交渉が描かれ、彼らの不条理な行動や性格が巧みに表現さ...
感想・レビュー・書評
-
ゴーゴリの代表作。3分冊。詐欺師チチコフは書類上では生きている事になっている死んだ農奴を買い取るため、地主を尋ねまわる。上巻ではその目的は不明。偽善的、凛色、…な地主との交渉が面白い。挿絵も良い。ギャンブル狂の地主が印象的だった。
難しい内容を想像して敬遠していましたが、風刺に富んだ、滑稽な物語でした。次も楽しみです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
詐欺師で人当たりのいいチチコフが、宿泊先のホテルを拠点に各地の地主を巡って「死んだ農奴」を譲ってもらう。その道中で様々な人種─酷く偽善的だったり、粗暴だったり、けちだったり─に出会う。
作者であるゴーゴリが想定していた三部作の一部目にして、ロシア帝国の悪の部分を知らしめるパート。事実、農奴が死んだことに対して何の憐れみの念ももたずに頭数の損失、ひいては無駄な税金を払わせるとして鬱陶しがる始末。
主題と関係ないところで言うと、チチコフが一日で食べ過ぎなところ。実際に地の文で「こういった連中の食い気と胃の腑には、作者も羨望を禁じえない。」と書かれている。
言い回しも古風なところがあって当時の時代感を感じつつ読むことが出来て面白かった
まだまだ一章は続くようだが、第二部から(第二部までしかないらしいけど)は善の要素が混じってくるようなので、チチコフがどういった人間と出会うのか楽しみ -
■とある県庁所在地にひょっこり現れた小ぎれいな紳士、チチコフ。彼は当地の地主たちに渡りをつけ、彼らがかつて所有していた農奴、つまり既に死んでしまってはいるがまだ戸籍が残っている農奴を買い取ろうと申し出る。相手の地主たちからしたら、死んだ農奴は次の国勢調査まで戸籍が抹消されないため人頭税だけはかかる仕組みになっているものだから、ロハでも引き取ってもらえば大いに結構なはず。しかし欲深い地主たちはみな一筋縄ではいかない変人ばかりで……。
■この『死せる魂(上)』ではそんなチチコフと地主たちの埒のあかない商談が繰り返されるだけ。しかしそもそも死んだ農奴の戸籍など手に入れてどうするつもりなのか、そんなチチコフの肝心な目的がさっぱり明らかにされず読者にはイライラが募る。果たして謎の人物チチコフの真意とは? ……中巻に続く。 -
平易で読みやすく、おかしみのある文章に訳で、古風な言葉選びも現代では使われない言葉の幅を感じ、とても楽しく読めました。
死んだ農奴の提出されていない戸籍を集める主人公。訳は謎のまま物語は始まる。
その間に描かれる古き露西亞の地主やその領地という独特の農村や文化も面白いです。露西亞っていう特殊に愛嬌のある変わった国のこと、それを意識し欧州に対して見せている劣等感のような、誇りのような想いの覗ける文がなかなか愛嬌があり可愛かったです。続き楽しみです。 -
死んだ農奴を譲って欲しいと地主周りをするチチコフ。一癖も二癖もある地主たと言葉巧みに丸め込もうとするチチコフのやりとりが面白い。食事のシーンの描写も詳しいがあまりうまそうじゃない
-
スコットランド、エジンバラなどを舞台とした作品です。
-
RusLit
-
まさかこれは現代日本の話なのではと思う(笑
還付金詐欺を思い出した。
ゴーゴリの祖国ロシアに対する愛が伝わってきて楽しい。
なんだかしょうもない主人公が可愛くなってくる。
人形劇のような可愛いらしい雰囲気でこの本かなり好き。
挿絵も面白い。
つまり。愉快な本なんだよ。
-
題名から想像できる内容と違い、実はユーモアに溢れた読みやすい話です。しかも笑いながらしみじみと哀しくなってくる。ロシア、というとこの本のイメージが胸をよぎります。
平井肇の作品
本棚登録 :
感想 :
