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- Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003260814
感想・レビュー・書評
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『猟人日記』ではツルゲーネフの芸術性がいかんなく発揮されています。彼の自然に対する美的センスは並外れたものがあるようです。 また、この作品は彼の幼少期、虐げられた農奴の姿を目の当たりにしていたことも執筆の大きな要因となっています。 そしてこの『猟人日記』によってロシア社会は大きな衝撃を受け、これを読んだ皇帝アレクサンドル2世が農奴解放令の布告を決心したとも言われています。 ツルゲーネフを代表する芸術作品としてだけではなく、ロシア社会の実態を捉えたという点でもこの作品の持つ意味は大きなものであると言えそうです。
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ツルゲーネフの出世作らしい短編集。
農奴解放以前のロシアの農民と、彼らを支配する貴族の風俗や生活を書いている。
話としては広がりどころか、起承転結すらなかったりして今ひとつ面白みにかけるのだけど、資料や知識の糧として読む分には興味深かった。
それにしてもロシア名って、普段馴染みがないだけに覚え難くて、話をすっと読めなかった。
己の不勉強を恥じる。 -
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4003260813
── ツルゲーネフ/佐々木 彰・訳《猟人日記 19580506 岩波文庫》
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