- 岩波書店 (1999年12月16日発売)
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感想 : 88件
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Amazon.co.jp ・本 (364ページ) / ISBN・EAN: 9784003261361
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みんなの感想まとめ
思想と人間の本質について深く掘り下げる作品は、特に主人公ラスコーリニコフの内面に迫ることで、読者に強い印象を与えます。彼は「低級な部類」と「非凡な部類」に人間を分け、非凡人は目的のためなら犯罪を犯すこ...
感想・レビュー・書評
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ラスコーリニコフの思想を知れる第三部は非常に面白い。
つまり、根本思想というのは、人間は自然の法則によって、大別してふたつの部類に分けられる、ひとつは低級な(凡人の)部類で、自分の同類を生殖する以外何の役にもたたない、いわば材料にしかすぎない部類と、もうひとつは、自分の環境のなかで新しい言葉を発する天賦の才というか能力を持っている人間です。145
第一の部類、つまり材料となる部類は、だいたいにおいて、その本性から言って保守的で、礼儀正しい人たちで、服従を旨として生き、また服従するのが好きな人たちです。
第二の部類は、つねに法の枠をふみ越える人たちで、それぞれの能力に応じて、破壊者ないしはその傾きを持っています。146
非凡人は目的のためならば犯罪を犯してもよいという暴論。面白い。
ぶくぶく食い太っていて、欲望を抑えるなんて、からきしだめな男だ-ぼくが不潔と言ったのはこれさ。君はすっかり自分を甘やかしている。34
太っていることを甘えとする。面白いけど賛成はしないでおく。
下巻ではラスコーリニコフはどのような苦痛を感じ、最後にはどのような結末になるのか期待が高まる。 -
上巻で既に事件は起きた。この中巻でラスコー家族が彼に期待するあまり自分らを犠牲にする姿、ラスコーの家族からの思いに対する本人感情、予審判事ポルフィーリーとの舌戦、目撃者の登場など小説としての面白さがあります。それにプラスしてのラスコーの思想展開などもあり下巻にむけて疾走している感じですかね。ソーニャとのからみで、聖書のラザロの復活の部分を読むあたりは、私の知識不足により深層までは理解できず残念な感じ。事件にしろ、ソーニャとのことにしろ、下巻での展開が気になるところ。
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上巻と同様ラスコーリニコフは
病的に神経が昂ぶり、自から
自分の首を絞める様な行動ばかり
するので此方はハラハラさせられる。
ソーニャとの関係もその後の波乱
の序章なのか、そうでは無いのか
先が読めない。 -
900-Do-2
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「諸君、なんだって椅子を壊すんです、国庫の損害ですぞ!」(検察官(著者:ゴーゴリ)の中の有名なセリフ)の引用にはとても笑った。
ラスコーリニコフの自滅しそうな感じに「おいお前、逸まるな」と何度思ったことか。
最後どうなるのか楽しみだ。 -
同じ本を読み返すことがあまりない私だが、初めて訳者違いで読みたいと思った本。
スヴィドリガイロフとのよくわからないやりとりも、ポルフィーリーとの攻防もおもしろい。
アリョーシャ、完全にバレてる!と思った次の瞬間にはまだ大丈夫と思っていたり、不安定で忙しい。 -
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上巻よりも動きは少なめだが、しっかり読書を惹きつける展開が用意されている。
今のところ主人公が1、2を争う嫌なやつだが、まあ人間ってこんなものかもしれない。 -
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上よりは読みやすかった…
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各所の結末に現れる「それは過去に決着がついた話で注目に値すべき」的な語り手の表現に物語が読み手と一緒に進行するのではなく、「定めに向かって進むだけ、主人公がどんな行動をとっても同じ運命に帰着する」と作家の表現がとても独特なものに思え、どうあがいてもスコーリニコフの運命は決して変わるものではないんだなと思わされるのがとにかく不思議でならない。
そして主人公のまだ知らない運命を思い、主人公に代わって絶望するが、主人公は今、目の前で罪から逃げきろうとしている意思もあるなんてびっくりです。
それななのに真犯人は誰?的な展開にロジオンはもしかしてアバター?これってSF?人形遣いが彼を操っている?とまで思わされ、現代でも十分に新しい展開を繰り広げてくれる一方で、少々、この物語の長さについていけてない感もありながらも、ソーニャとの場面の緊迫や、宗教のオカルト的な高揚感。そして社会主義への作者の思いも見え隠れして私の脳内は呆然。 -
感想は最終巻にて。
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どんどん展開してゆく物語に息をつけないほど。次から次へと仕掛けを叩き込んで来る。最初は読み切るまでに何日かかるかと思ったが、中巻は引き込まれ過ぎて徹夜で完読。古典の凄さを思い知った。
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自己犠牲のいさおし ルージンのケチくささ、求める女性の条件、キモくてムカつくけど生々しいリアリティあるかも
罪の女(グルーシニツア)→グルーシェニカの由来?
ユロージヴァヤ(聖痴愚) 他のドスト作品にも度々登場 -
頭脳戦が多いように感じましたが、ラズミーヒンがドゥーニャにデレデレになっているシーンがあり、若干癒やされました(?)。おどろおどろしい作品ではありますが、こういうややほんわかしたシーンもあるんですね。
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思っていたより大衆小説
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