カラマーゾフの兄弟 第3巻 (岩波文庫 赤 615-1)

制作 : 米川 正夫 
  • 岩波書店 (1957年6月20日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003261514

カラマーゾフの兄弟 第3巻 (岩波文庫 赤 615-1)の感想・レビュー・書評

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  • そよとも風のない闃(げき)として静かな夜に、その事件は起きた。ドミートリーは確かに現場に居た。下僕グリゴーリーはそれを見ている。しかしその時スメルヂャコフは何をしていたか。作者によるミスリードによって真犯人はぼかされ、乱痴気騒ぎの中ドミートリーは連行される。予審のシーンでは父親殺しとして町中の憎悪を浴びるが、生前むしろ嫌悪されていたのは当のヒョードルではなかったか。ドミートリーが別の町へ移送される直後に登場するコーリャがアリョーシャの代わりを担う。やはりカラマーゾフの兄弟たちには安穏がないことを暗示して。

  • すきになれないのになぜ二度も読んでしまったのか

  • コーリャがペレズヴォンに仕込んだ芸が読んでいて面白い。

  • 第2巻はミーチャの煩悶とアリョーシャの奔走で二人の魅力がぎっしりな巻でしたが、今回は運命に導かれ始めるミーチャの物語と同時に、第十篇は以前アリョーシャの指に噛み付いた少年イリューシャと彼の親友コーリャの物語です。

    もちろんミーチャのゆくえも気になりますが、思いがけず第十篇に心を奪われてしまいました。アリョーシャが川を挟んで石を投げ合っている少年たちの群で出会った少年、貧しい退役軍人の息子イリューシャと、ある経緯から仲違いになってしまった親友コーリャ。コーリャは早熟で自愛心がつよく博識とその勇敢さから学校の子達の中では崇拝され、だれからも特別な子として、それがゆえ"向こう見ずな"な危険な子として注視されていいますが、ほんとうは純潔な心をもった無垢なこどもです。
    学校の子達といっしょのときは年配者の様子ですが、アリョーシャとの会話では好奇心を抑えられず、幼い子供らし疑問をちょっと口をすべらしちゃうところなんか、徐々に見栄がはがれて素顔が見え始めると、だれよりも心から親友の病状を嘆き悲しみ、心を痛めてるのを感じてより愛らしくなってしまいました。
    アリョーシャにスネギリョフの言った聖書の言葉について質問するところが、とても心に残ってます。

    ミーチャがラスコーリニコフと似た思想を持っていて非常に似てるようではあるけど、ミーチャの方が精神的に大人な感じ。それだけ経験が多いのか、感情むき出しなため正直なのか分からないけれど。

    On 020612 in Van.

  • ついに起こった父親殺し。事件の開幕。恋の行く末。そして、三男アリョーシャを巡る子供たちとの交流。物語が一気に動き出す3巻です。

  • 三巻目は比較的読みやすい。

    最後の中途半端なコーリャくんのところ、ちょっとおもしろかった。
    ミーチャがグルーシェンカのもとへ行っている間のところ、きちんと読まなかったからいまいちわかってない部分もあるー…

    とりあえず、全体としてこの小説は、事件場面ふせる法廷ものなんだなーと思うと、今からすればわりとスタンダードな手法…って感じがしてきた。

  • 読書期間:2009年12月25日-2010年1月5日
    原題『Братья Карамазовы』
    英題『The Brothers Karamazov』
    著者 Фёдор Михайлович Достоевский[Fyodor Mihajlović Dostoyevsky]
    (フョードル ミハイロヴィチ ドストエフスキー)

    感想は4巻に記載。

  • 99.9.5

  • 『カラマーゾフの兄弟』と言えば、父フョードルが殺される事件が話の中心だと思っていたが、意外なことにフョードルが殺されるのは物語も後半にさしかかったあたりで、岩波文庫で言うとこの第三巻である。殺人の嫌疑をかけられた長男ドミートリイのキャラクターがたまらなく好きだ。下卑たことに対して潔癖すぎて、逆にやけっぱちになって思うさま堕落しようとするのだけど、どうしても清さや美しさへの憧れが捨てきれない。誰にでもドミートリー的な一面はあるはずだ。後半のアリョーシャ、コーリャ、イリューシャのエピソードもめちゃ面白い。

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