カラマーゾフの兄弟 第3巻 (岩波文庫 赤 615-1)

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レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003261514

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  • そよとも風のない闃(げき)として静かな夜に、その事件は起きた。ドミートリーは確かに現場に居た。下僕グリゴーリーはそれを見ている。しかしその時スメルヂャコフは何をしていたか。作者によるミスリードによって真犯人はぼかされ、乱痴気騒ぎの中ドミートリーは連行される。予審のシーンでは父親殺しとして町中の憎悪を浴びるが、生前むしろ嫌悪されていたのは当のヒョードルではなかったか。ドミートリーが別の町へ移送される直後に登場するコーリャがアリョーシャの代わりを担う。やはりカラマーゾフの兄弟たちには安穏がないことを暗示して。

  • 2月の末、ジムでノンキに自転車こいでたら、防護服きた救命士さんが担架持ってやってきて、シルバーさん運ぶ様子を見て、こりゃ啓示だと自主休会すると、翌日には系列店で新コロの発生ニュース、とうとう全店臨時休館と相成りそうろう。

    仕方なく家でYouTube探ったら、お肌の露出度高めな女子インストラクターが、ヨガやらズンバやらバンバン流してるんで、こっちにシフトチェンジ。あっさりジム「退会してきたあ」と細君に報告すると「ノーテンキねえ」と呆れられるの巻。

    ざっくりいってこれが第3巻の超訳です。ノーテンキな長男くんミーチャが右往左往して大散財したあとに父親殺しの容疑でタイーホされちゃうってのが核。シリアスなお話なんだがどうにもズッコケなんだよなあミーチャ。実は3巻の主役はもう表紙を見ればあきらかだけれど妖女グルーシェンカよねぇ。彼女の魔性ぶり存分に楽しめます。いつの世も女の人は強い!

    後半100ページは三男アリョーシャが子供たちを集めて私塾らしきことを始めたお話。ここでの教えこそドストエフスキーは書きたかったんじゃないか? 曰く、今や誰もが恥をかくことを良しとしない、頭を下げることができない世の中。誰も責任をとらないのは狂気の沙汰だ、と。

    さあてお次は最終巻、と、その前に『大審問官』編だけ抜き出した新訳が出ていたので、それをチラ見します。

  • すきになれないのになぜ二度も読んでしまったのか

  • コーリャがペレズヴォンに仕込んだ芸が読んでいて面白い。

  • ついに起こった父親殺し。事件の開幕。恋の行く末。そして、三男アリョーシャを巡る子供たちとの交流。物語が一気に動き出す3巻です。

  • 三巻目は比較的読みやすい。

    最後の中途半端なコーリャくんのところ、ちょっとおもしろかった。
    ミーチャがグルーシェンカのもとへ行っている間のところ、きちんと読まなかったからいまいちわかってない部分もあるー…

    とりあえず、全体としてこの小説は、事件場面ふせる法廷ものなんだなーと思うと、今からすればわりとスタンダードな手法…って感じがしてきた。

  • 読書期間:2009年12月25日-2010年1月5日
    原題『Братья Карамазовы』
    英題『The Brothers Karamazov』
    著者 Фёдор Михайлович Достоевский[Fyodor Mihajlović Dostoyevsky]
    (フョードル ミハイロヴィチ ドストエフスキー)

    感想は4巻に記載。

  • 99.9.5

  • 『カラマーゾフの兄弟』と言えば、父フョードルが殺される事件が話の中心だと思っていたが、意外なことにフョードルが殺されるのは物語も後半にさしかかったあたりで、岩波文庫で言うとこの第三巻である。殺人の嫌疑をかけられた長男ドミートリイのキャラクターがたまらなく好きだ。下卑たことに対して潔癖すぎて、逆にやけっぱちになって思うさま堕落しようとするのだけど、どうしても清さや美しさへの憧れが捨てきれない。誰にでもドミートリー的な一面はあるはずだ。後半のアリョーシャ、コーリャ、イリューシャのエピソードもめちゃ面白い。

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