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Amazon.co.jp ・本 (580ページ) / ISBN・EAN: 9784003261729
みんなの感想まとめ
人間関係の複雑さと愛の本質を探求する作品は、登場人物たちの葛藤と成長を通じて深い感情を呼び起こします。アンナ、ウロンスキー、カレーニンそれぞれが抱える愛の形は異なり、その違いが彼らの苦悩や選択に影響を...
感想・レビュー・書評
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愛情がある‥‥ということと、その人の何から何までを容認するというのは大きく異なる。と、あたりまえだけど再確認。
アンナもウロンスキーもカレーニンも、それぞれが体面を気にしてギスギスして‥‥醜い。
『戦争と平和』は長いけどそんなに疲れなかったけど、これは読んでいて結構疲れる。なんなんでしょうね、この違いは。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
中弛みのしない展開。
人物描写が上手い!
上巻では見られなかったカレーニンの弱さと、アンナへの新たな感情。
失恋して逃避に走ったお嬢様キチイの意外な強さが、すごく良かった。
反対に、レーヴィンの相変わらずの不器用さと盲目さが可愛い(笑)
唯一、好きになれないウロンスキイ。
各々に考える愛があって、何が正解かとか正しいかは分からないなりに、模索しては壁にぶち当たっている姿が切ない。
そこに、ロシアの当時の在り方が重なってきて、守るべきものと打ち壊すべきものが交錯してくるので、単にご近所物語では終わらない大きさが生まれてくるのかな。
その中で考えさせられる、女性の美しさ。
アンナの持つ魅力と、キチイの持つ魅力。
男の気をひくためのしたたかな作戦と、男たちの一歩上をいかんとする気概。
下巻に続くのだが、結末が少し怖かったりする。 -
再読。それぞれの人物の移り変わる心理描写に脱帽。
カレーニンの人間的優しさに昔読んだときは気付けなかった。
あれは弱さではない。優しさだ。 -
本作のもう一人の主人公、何事にも当たって砕ける不器用なレーヴィンは、思想や行動が一定せず、周囲にきまりの悪い思いをさせることも多々あります。しかし、カレーニン夫妻とウロンスキイが現実を直視できずに自己欺瞞に陥っていくのとは鮮やかな対照を成しています。虚勢を張って格好よく生きていくか、格好悪くても正面からぶつかって、挫折と自問自答を繰り返しながら生きていくか。どちらが正解と一概には言えませんけれども(前者を良しとして上手く生き抜く人もいるでしょう)、結局人生を味わい尽くしたいなら後者なのかなと思います。
中巻はあの冷徹なカレーニンが迷走し始めるところが最も不可解で、難しくも面白いです。突然、宗教に自尊心の充足を求め始めたり(ありそうな話!)。女の生き方が極度に制限されていた時代に自分の人生を生きようとしたアンナですが、自分を支える芯が自分の中にないので、愛人や息子を居場所にするしかないところが問題なのだろうと思います。
レーヴィンもアンナも生きがいを求めてもがいているのは同じなのに、手段がかけ離れすぎていて、まるで別世界の人間のようです。 -
2023.04.30
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07.09.2013 読了
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激しい恋のとりことなったアンナは、夫や子どもを捨て、ウロンスキイとともに外国へと旅だった。帰国後、社交界の花形だったアンナに対する周囲の眼は冷たい。一目愛児に会いたいという願いも退けられ、ひそかに抱くひとときがアンナに与えられるのみだった。
原題:Анна Каренина
(1877年) -
レーヴィンとキチイのかわいらしい婚約のやり取りや、駆け落ちしたアンナとウロンスキイのやり取り、息子セリョージャへのアンナの思いなど、後半は人物の心情メインで面白く読めた。前半は農奴制の話やこの時はやっていたニヒリズムの話など社会的な話題が多くてついていくのがしんどい。ニヒリズムの話では「父と子」のバザーロフを思い出した。
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この物語は2人の青年を中心に回っている。率直で人の良い田舎暮らしをして、農業に精を出すレーヴィン。虚栄心の強い、しかし愛情深いヴロンスキー。2人の人生の対比が物語にグッと引き込む。
トルストイのこころの動きの捉え方がほんとに見事としか言いようがない。
中巻から岩波に変わったけどさほど違和感は無い。 -
「アンナ・カレーニナ(中)」トルストイ著・中村融訳、岩波文庫、1989.11.16
580p ¥640 C0197 (2019.01.26読了)(1998.07.16購入)(1995.07.05/5刷)
【目次】(なし)
第三編
一~三二
第四編
一~二三
第五編
一~三三
☆関連図書(既読)
「アンナ・カレーニナ(上)」トルストイ著・中村融訳、岩波文庫、1989.11.16
「光りあるうちに光の中を歩め」トルストイ著・米川正夫訳、岩波文庫、1928.10.10
「人はなんで生きるか」トルストイ著・中村白葉訳、岩波文庫、1932.09.25
「イヴァンの馬鹿」トルストイ著・米川正夫訳、角川文庫、1955.08.05
「戦争と平和(一)」トルストイ著・藤沼貴訳、岩波文庫、2006.01.17
「戦争と平和(二)」トルストイ著・藤沼貴訳、岩波文庫、2006.02.16
「戦争と平和(三)」トルストイ著・藤沼貴訳、岩波文庫、2006.03.16
「戦争と平和(四)」トルストイ著・藤沼貴訳、岩波文庫、2006.05.16
「戦争と平和(五)」トルストイ著・藤沼貴訳、岩波文庫、2006.07.14
「戦争と平和(六)」トルストイ著・藤沼貴訳、岩波文庫、2006.09.15
「トルストイ『戦争と平和』」川端香男里著、NHK出版、2013.06.01
(「BOOK」データベースより)amazon
激しい恋のとりことなったアンナは、夫や子どもを捨て、ウロンスキイとともに外国へと旅だった。帰国後、社交界の花形だったアンナに対する周囲の眼は冷たい。一目愛児に会いたいという願いも退けられ、ひそかに抱くひとときがアンナに与えられるのみだった。 -
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読むのに本当に時間がかかる。アンナという女性が信じられないしカレーニンも男としてどうなんだ?みたいな。あり得ない。ただのバカな人間の集まりとしか思えないのは私が文学を理解できていないから?それでもアンナの人となりを好きになれないものは仕方ない。
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刻々と変わるアンナ、カレーニン、ヴロンスキーの心を見事に活写している。誰が正しくて、誰が間違っているのか、誰も評価することはできない。
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(後で書きます)
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冬休み中に絶対に読み終える!
どうせ生きるのなら、アンナ・カレーニナのように、勇気を持って生きたいものだ。
それにしてもウロンスキーってバカな奴。優柔不断。カレーニンの方がよっぽど良いだろ。
ドストエフスキーもトルストイも、ロシアの文豪は本当にすごい。
しかし真実を見つめすぎた人間の生涯って楽じゃなかっただろうな。 -
村上春樹の短編小説「神の子どもたちはみな踊る」の中に入っている
「かえるくん、東京を救う」を読んで読みたくなったので。 -
2007/12/21
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上巻におなじ。
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やっぱり主人公はアンナもだけどレーヴィンなんじゃないだろうか。トルストイ自身がモデルという説も聞いたし。貴族と農民とのあり方、ロシアの近代化について、宗教との付き合い方、農奴解放がもたらしたもの…「恋愛小説」というカテゴライズだけではおさまりきらない小説だなぁ。
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教育の必要性を説いている所に共感。心理描写などに富んでいます。読みやすいです。
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展示期間終了後の配架場所は、1階文庫本コーナー 請求記号 983//To47//1
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