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Amazon.co.jp ・本 (498ページ) / ISBN・EAN: 9784003261835
みんなの感想まとめ
恋愛と人間関係の複雑さが描かれる本巻では、戦争の影を退け、ロストフ家とボルコンスキー家の結婚を中心に物語が展開します。若きナターシャを巡る恋愛模様や、ソーニャの知恵、マリアの苦悩など、キャラクターたち...
感想・レビュー・書評
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この巻は戦争関連の事柄は退き、ロストフ家とボルコンスキー家の縁組の話が主で、いろいろな結婚話が出てきます。年若いナターシャを巡る恋愛話が主なのでヒロインかなと思いますが、ソーニャが脇役で地味ながら聡明なこと、またアンドレイの妹のマリアが老父に支配され結婚もできずにいることなど、私もこの歳で読んでみて若い頃には気づかなかったであろう点が多々あり、非常に示唆に満ちた読書体験でした。持参金のあるなしで縁談もうまくいかないことも何度も出てきて、非常にシビアな作品だと思います。また登場人物らの心理描写が巧みで、ほんのちょっとしたことで気持ちが移りかわっていく描写が多かったです。まだ半分まで来たところなので、今後のあらすじがどうなるのか興味津々です。
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本巻はついに恋愛小説編に突入!
妻を亡くしたアンドレイ・ボルコンスキー公爵(31)とロストフ伯爵家の次女ナターシャ(16)との恋愛、そして同じくナターシャの兄のニコライといとこのソーニャ(18)との恋愛がメインで語られている。
この時代の貴族の結婚というのは、財産目当てというか、いわゆる政略結婚が大きなウエイトを占めている。特に、貴族の男性にとっては持参金をたくさん持ってくる金持ちの貴族の娘と結婚することが一番の幸せだと言われていたんだね。
ロストフ伯爵家は財政が火の車なので、長男のニコライにはぜひ金持ちの貴族の娘と結婚して欲しいと両親は思っているのだけど、当のニコライは無一文(これは言い過ぎか)の娘であるソーニャと両思い。う~ん。どうなるんだろう。
それにしても、本巻で描かれる16歳のナターシャと18歳のソーニャの可愛らしさ、美しさは文章から溢れんばかり。男性読者にとっては眼福ですね。
「文章だから見えるはずないだろ」って突っ込みが来そうだけど(笑)。
見えないけど、頭の中でありありとイメージされるんですよ!凄まじく美しく可憐な美少女が!
このあたりの描写の素晴らしさは、「さすがレフ君やるじゃん!」って感じです(ロシアが誇る大文豪トルストイをレフ君呼ばわりする大馬鹿者がここにいます←)。
という訳で、やっとこの超大作『戦争と平和』も各巻約500ページ(しかも細かい文字がページびっしり)の3冊を読み終え、全体の半分が終わりました・・・。
よし、この調子でサクサク読んでいこう!(白目) -
面白かった…!やはり戦争と平和はここまで来ないと良さがわからないかもしれぬ。
毒親と子の関係、いろんな恋愛などが描かれていて人間ドラマがめちゃくちゃ重厚。
マリアが可哀想。ソーニャ賢い。ピエール(';ω;`) -
ここ(3巻)まで来ないとこの本の良さが理解できなかった。1巻の時にさんざんに酷評したことを反省しているが、あの時点ではこんなに引き込まれることになるとは思っていなかった。この本は単なる小説ではなく、トルストイが考える戦争というものを表現している本だとやっとで理解した。ナポレオン戦争はナポレオンの英雄的な天才性によって勝ち進んだものではなく、戦争の中で一人の人間が担える役割や与える影響はたとえそれが皇帝であろうとも極わずかどころか皆無であり、人間の集団性とその中の個々人の動きの総和によってすべてが左右されるというトルストインの戦争観に全く賛成である。途中に入る訳者の解説も大変的を得ていて、本当に面白い。
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ナターシャみたいな若い派手な人には、一年アンドレイを待つことができなかったんだろう。それは愛じゃないと思うけどな。ソーニャみたいに静かに待てる人がニコライと婚約できてよかった。最初の、アンドレイがナターシャに出会う前と後で古木のナラの木の見え方が変わる場面は授業で昔読んだ気がする。
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最近はこの「戦争と平和」を帰宅して読むのが楽しみになってます。3巻では、まだ子供だったナターシャやソーニャも成長し、恋から結婚話へと進んで行きます。
また、本書では当時のロシア貴族の優雅な遊び、ダンスパーティーや観劇、たくさんの人と馬を使った狩りなど、華麗な生活も描かれ、その裏では実は金に困っており、金のために妥協した結婚も描かれてます。
しかし男の恋や打算の描写もうまいけど、女性キャラクターの心理の書き分けがすごいです。情熱的なナターシャは確かに思慮が足りないかもしれませんが、ほとんど初恋みたいな状態で結婚しなければならなかった時代、彼女のようなモテモテ女子は大変だったと思います。そこまで打算的でもないし。イケメンにちやほやされれば気も迷うでしょうそりゃ。
また、アンドレイは冷静でいい男ではありますが、実は利己的でプライド高く、ちょっとやな男のような気がします。ここに来てピエールは苦労人だけあって結構いいやつなのかもしれないなあと思いました。
この巻の最後にピエールが見る彗星のシーンは素晴らしいです。まさに名シーン。そしてこの彗星は実際に観測された彗星のようです。ナポレオンのロシア侵攻を予言する不吉な彗星なのか?これからボロジノ戦、モスクワ放棄など「戦争」で登場人物はどんな運命を辿るのか。楽しみです! -
戦争が描かれてない巻だった。
ロシア帝国の生活の一部を知ることができた。
狼猟だったり、オペラが上流階級の嗜みだったり、ダンスパーティーだったり(後者2つは、世界共通の気がする)。
最後部分のアナトールを殺したくなった。
いたいけな少女を騙して楽しいのかね?
アンドレイが、もう少し早く帰ってきてくれれば、こんなに事態が悪くならなかったのに、と感じてしまう。 -
急展開
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金大生のための読書案内で展示していた図書です。
▼先生の推薦文はこちら
https://library.kanazawa-u.ac.jp/?page_id=18412
▼金沢大学附属図書館の所蔵情報
http://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BA75063276 -
第二部第五篇まで。
ナターシャを中心に物語が展開。
ナターシャとアンドレイ。
駆け落ち事件と破局。 -
いよいよクライマックスへ
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大戦争の合間での貴族同士の華やかで打算的(一部直情的)な恋愛劇。いかにも共感するところ無さそうな設定なのにぐいぐい読めた。後半戦が楽しみだ。、
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ロストフ家にお世話になっている立場で感謝の気持ちで暮らしてきた慎ましいソーニャと、家族にこの上なく愛され可愛がられはつらつと自信に溢れたナターシャ。
それぞれに心根は真っ直ぐで良い親友同士だけど、二人の違いがすごくよくわかると思った。
アンドレイは一回目の挫折より傷が深いような…。
社会や人々の悪や偽りを感じ取ってしまうピエールが、その苦痛から逃れるために自分をごまかそうとする姿に胸が痛む。
悪意に満ちた人物も危険だけど、善良な人の本音は時に哀しいものだったり、堪えたりもする。 -
1、2巻を読んでいた時は、ピエールの良さがあまりわからなく、アンドレイやボルコンスキー公爵が何故彼を気に入ってるのか不思議だった。
鈍いし単細胞ではあるけれど、誠実であることは確かだ。アンドレイとナターシャの婚約を知って自分の気持ちに気づき、ナターシャとアナトールの駆け落ち騒動を鎮めながら心が揺れる。
ピエール以外にも登場人物の心の動きがありありと描かれ、やはり名作だと思う。 -
ナターシャはトルストイが“全力をこめて創造した魅力的なロシア女性像”らしい。
だけど、おバカさんにしか見えない。そこが面白いんだろうな。
いろんな恋愛の形が書かれている。
レビューは最終巻で。 -
(2016.04.05読了)(2016.03.27借入)(2008.07.04・第3刷)
全6巻の第3巻を読み終わったので、これで半分読了です。予想した以上に読みやすいし、面白い物語です。
1907年の6月にナポレオンとロシア皇帝アレクサンドル1世との間に講和条約が結ばれたので、この巻は、とりあえず平和な状態の1912年末までが描かれています。巻末では、嵐の予感がほのめかされていますが。
アンドレイ、ナターシャ、ニコライ、ソーニャ、ボリス、アナトール、多くの若者たちの恋愛、結婚、等が描かれるとともに、貴族たちの財政事情やパーティ、ダンスパーティ、オオカミ狩り、クリスマス祭の仮装での訪問、オペラ鑑賞、等の生活ぶりが描かれています。
結婚は、貧乏人同士は、望ましくなく、財産や家柄を目当てにというのは、やむを得ないことなのでしょう。財産目当てとはいっても、相手の器量もいいに越したことはないので、その辺に目をつぶるかどうかは、当事者の考え方次第でしょう。
エレンは美貌でピエールを射止め、パーティを主催して、満足のいく生活を送っているといえるでしょう。ピエールは、妻の奔放ぶりに手を焼いていることでしょう。
ボリスは、ジュリーを射止めました。実利をとったということでしょう。ニコライもジュリーを勧められたけど、愛をとって、ソーニャを選びましたが今後どう展開するのでしょうか。
アンドレイは、ナターシャにおぼれかけますが、父親が、結婚まで一年待ちなさいといったがために、もうすぐ一年というところで、アナトールとナターシャの駆け落ち事件に出会うことになってしまいました。アンドレイの父親は、アンドレイとナターシャの恋の行方を予測していたのでしょうか。ナターシャは、アンドレイとよりを戻すことができるのでしょうか。
今後の展開がいろいろと気になるところです。
第二部第三篇
自分の領地に戻って、自分のことだけにこもったはずのアンドレイが、宮仕えの仕事に戻って意欲的に働き始めたと思ったら、思うように行かず、舞踏会で出会った、ナターシャと恋に落ちます。婚約して、一年後に結婚ということなのですが……。
第二部第四篇
ニコライとナターシャの兄妹の章になっています。
狩猟犬を100頭以上も使ったオオカミ狩りが描かれたり、クリスマス祭での仮装集団が描かれたりしているので、ロシア貴族の生活の一端がわかります。
お金がないので、ニコライには、金持ちと結婚してほしいと母親は願っているのですが、ニコライは納得できません。
ニコライは、以前から気に入っていたソーニャとの結婚を決めます。
オオカミ狩りの場面では、ニコライかナターシャのどちらかによからぬことが起こるのじゃないかと、ドキドキしながら読みました。
第二部第五篇
結婚準備のためにモスクワにやってきたナターシャとその父親は、アンドレイの父親と妹のマリアさんのところに挨拶に行きますが、父親にはあってもらえず、マリアさんにも快く思われていないことがわかりました。マリアさんは、心映えのいい人のように描かれていたけど。
ナターシャは、ピエールの妻のエレンの兄であるアナトールの魅力にとらわれ夢中になり結婚を約束していたアンドレイに別れの手紙を書き、アナトールと駆け落ちしようとしますが、未然に阻止され、失意のどん底に落ちます。
恋に夢中になるというのは、こんな感じなのでしょうね。アンドレイは、なぜ6か月もナターシャを放っておいたのでしょうね。まるでこうなるのがわかっていたような感じがなくもないのですが。
【目次】
『戦争と平和』系図
主要人物紹介
第二巻のあらすじと第三巻の展望
第二部
第三篇
第四篇
第五篇
『戦争と平和』年表
●人生は終わった(20頁)
自分は何ひとつ始める必要はない、自分は悪をなさず、悩まず、何ひとつ望まずに、自分の余生を過ごすべきなのだという結論だった。(アンドレイ)
●フリーメーソンの三つの目的(63頁)
第一に、神秘の保持と認識、第二に、神秘を受容するための自己の浄化と矯正、第三に、その浄化を目指すことを通じての人類の矯正。
●学問(74頁)
人間の学問はすべてを細分する―理解するためにだ、すべてを殺してしまう―よく見るためにだ。
●三元素(74頁)
三元素―物の三つの根元―は硫黄、水銀、塩だ。
●すんでしまった(272頁)
「こんな気がすることあるかしら、これから先は何も―何ひとつありゃしない、いいことはみんな、もうすんでしまった、そして、うんざりするっていうより、侘しくなることが?」(ナターシャ)
●現実逃避(320頁)
ピエールには、すべての人が現実から逃れようとしている兵士のように思えた。ある者は名誉欲で、ある者はカードで、ある者は法律の作成で、ある者は女で、ある者はおもちゃで、ある者は馬で、ある者は政治で、ある者は狩猟で、ある者は酒で、ある者は国政で。
●アンドレイとアナトール(419頁)
彼女は以前とまったく同じ強さで、アンドレイに対する自分の愛を思い起こしたが、それと同時にアナトールをも愛しているのを感じるのだった。(ナターシャ)
≪どうしてこれが両方一緒になれないんだろう?≫
☆関連図書(既読)
「光りあるうちに光の中を歩め」トルストイ著・米川正夫訳、岩波文庫、1928.10.10
「イヴァンの馬鹿」トルストイ著・米川正夫訳、角川文庫、1955.08.05
「トルストイ『戦争と平和』」川端香男里著、NHK出版、2013.06.01
「戦争と平和(一)」トルストイ著・藤沼貴訳、岩波文庫、2006.01.17
「戦争と平和(二)」トルストイ著・藤沼貴訳、岩波文庫、2006.02.16
(2016年4月9日・記)
(「BOOK」データベースより)amazon
妻の死後、田舎に隠棲する傷心のアンドレイを甦らせたのはナターシャだった。だが若さゆえの過ちから少女は誘惑者の手に。苦境を救おうと奔走するピエールが冬空に見たのは、ナポレオンとの再対決を予感させる、巨大な一八一二年の彗星だった…。 -
男女関係が面白くなってきた。
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レビューは最終巻に。
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