懺悔 (岩波文庫)

  • 岩波書店 (1935年6月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (154ページ) / ISBN・EAN: 9784003261903

みんなの感想まとめ

生きる意味や人生の意義について深く考察する作品であり、内面的な葛藤や信仰の重要性が描かれています。主人公は、自己の存在に疑問を抱きながらも、信仰を通じて生きる力を見出す過程が描かれ、特に庶民の信仰が日...

感想・レビュー・書評

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  • 生きる意味はあるのか--切実な問いかけがある。これに失敗すれば自殺の淵はすぐそこまできてしまう。私の場合、これは他人事ではない。最終的には、信仰に、それも庶民の信仰、生活に息づく信仰にそれを見いだすのがトルストイらしいし、また王道であると思う。それにしてもここまでたどり着くまでの内面的な葛藤は壮絶だ。また彼は本当に自分の心に正直だ。

    ・人類がこの世に発生した当初から、生活のあるところには必ず信仰がともなって、生きる可能性を彼らに与えていた。
    ・信仰とは、人生の意義に対する知識なのである。
    ・勤労を旨とする大衆の中の信心者の迷信が、それらの迷信を抜きにしては彼らの生活を想像することができないほど切実で。
    ・真に人生を理解するためには、額に汗して勤労している単純な一般民衆の生活を理解すべき。

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4003261909
    ── トルストイ/原 久一郎・訳《懺悔 19350615-196101‥ 岩波文庫》
    http://booklog.jp/asin/4003261909
     

  • ひとはなぜ生きるのか?
    よりよく生きるとは?
    自分の生活はなにを生み出すのか?
    それらについての狂気と相違ない思索。
    その中で彼は「生とは悪以外の何者でもない、ならばもう自殺以外の道はあり得ようがない」との結論に幾度となく直面する。
    しかしその極限の状態にあっても絶えず神の存在が彼を生に引きつけ、そして神を信じる間、彼は光に包まれ、すべての事物が祝福された、欠くべからざるものに感じることに気づく。
    たった一事についての自問自答とその結果=絶望の反復から逃れられず、ありとあらゆる文献や先達の言葉を漁り、その結果、やはりどこにも自分が望む回答は著わされておらず、また自らもその回答を見つけられない彼がどうやってその人生を死ではなく、生に決したか。
    その内的航海の記録と、その先にある現実や実生活、宗教教義の矛盾に対する考察の一部。

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著者プロフィール

19世紀のロシアを代表する小説家、思想家。ロシア・ヤースナヤ・ポリャーナに伯爵家の四男として生まれる。非暴力主義の思想のもと、文学のみならず、政治や社会にも大きな影響を与え、また、自ら教科書を執筆・編集し、教育にも力を注いだ。代表作に『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』『復活』など。『イワンの馬鹿』は、1876年(トルストイ56歳)の作品。

「2020年 『イワンの馬鹿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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