トルストイ民話集 イワンのばか 他八篇 (岩波文庫)

著者 : トルストイ
制作 : 中村 白葉 
  • 岩波書店 (1966年1月1日発売)
3.70
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  • レビュー :83
  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003261927

作品紹介

ここに収められた「イワンのばかとそのふたりの兄弟」はじめ9篇の民話には、愛すべきロシアの大地のにおいがする。そして民話の素朴な美しさの中に厳しい試練に耐えぬいたトルストイ(1828‐1910)の思想の深みがのぞいている。ロマン・ロランが「芸術以上の芸術」「永遠なるもの」と絶讃し、作者自身全著作中もっとも重きをおいた作品。

トルストイ民話集 イワンのばか 他八篇 (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 面白いです。

  • 子供のころに読んだイワンのバカ。
    今読むと、また違った感じを受け
    人と人がどう関わって生きていくのかについて
    トルストイが考えていることが少しわかる気がしました。
    欲張らず、妬まず、人のために・・・
    そんなイワンが一番の幸せ者。

    でも、実際、人は欲もあり、妬みもする。
    だから頑張れる時もあると思うこともある。
    一方で、イワンのような働き者こそが
    幸せにならないと。
    働かざる者食うべからず・・っと思うこともある。

  • 非常に有名だが読んだことのなかった「イワンのばか」.タイトルから想像したのは全く異なり,むしろ「ばか」と思われていたイワンが最強,という話だった.どの話も宗教色が強いのだが,説教臭くもなく,素朴なロシアの農民達が「幸せとは何か」をめぐる物語を繰り広げる.この本全般を一言で表わすと「足るを知る」.

  • ◆きっかけ
    『読書からはじまる(長田弘)』p161で引用されていた「鶏の卵ほどの穀物」の3人の老人の話に惹かれて。中村白葉訳、岩波文庫のものが紹介されていたからこの本でいいよね?2017/6/16

  • 名作とされながら、子供時代を通じて読んだことがありませんでした。今、人生の秋に差し掛かる年齢になって、この作品の輝きがどこにあるかがわかるような気がしてきました。

  • ◎ただのバカな男の話?いいえ、我々の愚かさの話。
    イワンのばか 他8篇を収録。

    「イワンのばかとそのふたりの兄弟」
    兄で軍人のセミョーンと同じく兄で商人のタラースとは裏腹に、イワンは妹と両親と働きながらひっそりと暮らしていました。
    この3兄弟を悪魔が狙います。様々な策でタラースとセミョーンは悪魔に貶められてしまいます。さぁ、イワンは同じように悪魔にやられてしまうのか。それとも。

    イワンに象徴されるような真面目で勤勉な者と、セミョーンやタラースのように儲けなど私利私欲に走る者とが対照的に書かれている。
    自分の考えが、私利私欲に走って悪魔にやられてしまいそうになりませんように。

  • 100年以上前に書かれた民話集が今でも全く違和感なく、かつ、新鮮に読めることに感激。オススメです。

  • 隠者が浮かんでくるのが最初ちょっと怖かった

  • 子供向けの話だという印象でした。
    でも、大人こそ読むべき。

  • 型ぐるしいトルストイのイメージで読むと何ともカッタルイ。固定観念を拭い去り素直になるか。でも何だかおちょくられてる様でなんとも落ち着かない。

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