クロイツェル・ソナタ (岩波文庫 赤 619-5)

著者 : トルストイ
制作 : 米川 正夫 
  • 岩波書店 (1957年2月1日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003261958

クロイツェル・ソナタ (岩波文庫 赤 619-5)の感想・レビュー・書評

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  • 性に対する欺瞞を扱ったNTRもの。
    結局、一度も攻め込んだ事が無い兵(つまりあれ)が礼讃されるべきとトルストイさまが仰ってことでFA。仲直りHとか恋だの愛だのが完全否定されとる。現代や当時の風潮と真逆みたい。若者に読んで見てもらいたい。んで感想を聞きたい。

  • 恋愛観を語るもの。童貞が恥ずかしいとか言われてるけど、そんなことないよって主張してる。でもそんな要約では語れない、卓越した表現力によって描かれる嫉妬や虚栄心の動きに引き込まれる。単純に読み物としても面白かった。

  • 『告白』以来のトルストイ。
    理論に共感できない。いわゆる「転回」以前の作品のが好きだろう。
    ただ、クライマックスは流石。『罪と罰』の第一部の老婆殺しと比肩しうるほどの描写。ここだけなら星五つなのだが。

    オセローの部下にイアーゴーがいなかったとしても、いずれにせよこの作品のような未来を迎えていたんじゃないかと思う。
    「二人はずっと幸せに暮らしました。めでたしめでたし。」とはいくまい。
    デズデモーナは、ブラバンショーが図らずも予言しているように、「父親を騙した娘のことだ、同じ目にあうぞ、お前もな」というような性格を持つし、
    オセロー自身とて「嫉妬する人は理由があるから嫉妬するんじゃないんです。嫉妬深いから嫉妬するんです」とイアーゴーに言われている。
    とすれば、二人が本作品のような結末を迎えるのは時間の問題。

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