復活〈上〉 (岩波文庫)

著者 :
制作 : 中村 白葉 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 32
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003261972

感想・レビュー・書評

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  • 久々に再読した。
    グラグラと揺れる心を虫眼鏡で覗いたようで、乗り物酔いした気分にさせられる。
    ネフリュードフは180度方向転換して生きる決意をしたものの、いかにもおぼっちゃまっぽい自己満足からなかなか抜け出せずにいる。それがすごく人間臭い。
    「あんたはあたしをだしに使って、救われようというんだろう」と叫ぶカチューシャ。思わず「そうだ、そうだ!」と言いたくなった。
    罪の償いによって蘇るものは何だろう。下巻へ…。

  • 『ぼくらの頭脳の鍛え方』
    書斎の本棚から百冊(佐藤優選)75
    文学についての知識で、想像力、構想力を豊かにする
    トルストイが最晩年に書いた長編小説。

  • あらすじは有名だが、実際読んでみると『別に主人公悪くないんじゃ。。』と思ってしまう、現代人な自分の感覚。

    ただそこを発端に展開される贖罪観は面白い。何かしらの解説手引きを持って、下巻は読みたい。

  • カチューシャにネフリュードフが法廷で再会し、救出に乗り出すまで。ネフリュードフの内面のゆれが描かれている。どっかの政治家みたいに最初はぶれすぎだが、そのうちになぜかゆるぎないものに変わっていく。このあたりは現代の文学作品ではあり得ない展開でしょうね。

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著者プロフィール

一八二八年生まれ。一九一〇年没。一九世紀ロシア文学を代表する作家。「戦争と平和」「アンナ=カレーニナ」等の長編小説を発表。道徳的人道主義を説き、日本文学にも武者小路実らを通して多大な影響を与える。

「2004年 『新版 人生論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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