かもめ (岩波文庫)

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レビュー : 40
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003262214

感想・レビュー・書評

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  • 四幕の戯曲で、さほど厚くない本だが、少しずつ読み進める。一人一人の台詞は短いし、次々登場するので、最初は「えっと、コイツ誰だっけ?」登場人物のページを何度も見直す。

    様々の恋が織りなす人生模様とカバーの裏にあるが、誰もが自分勝手だと思う。
    一番違和感を感じたのは、アルカージナかな。息子を愛しているというけれど、無理解だし、女優なので衣装にお金がかかると、息子にはろくに服を買い与えない。
    登場人物の誰にも感情移入が出来ないけれど、不思議な感触がある。
    そして終幕。正直、息を飲んだ。

    生の舞台を観たくなった。

    「私はカモメ」って女性宇宙飛行士、テレシコワの科白と思っていたけど、元ネタがあったんだ。

  • 名前が覚えられなくて大変だった…
    (人物の、年齢や雰囲気、外見の描写がないんだもん)

    内容は面白かったです。

    舞台で観たいな!

  • ★ 広国大の電子ブック ★
    Maruzen eBook Library から利用
    ※ 音声読み上げ機能付き ※

    【リンク先】
    https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000073019

  • 原書名:ЧАЙКА(Чехов,Антон Павлович)

    著者名:アントン・チェーホフ(1860-1904、ロシア、劇作家)
    訳者:浦雅春(1948-、大阪府、ロシア文学)

  • 震撼する。

    人生において、狂ってしまう人と狂わないでいられる人、というと単純すぎるかもしれないけど、その線が見える気がした。

    それはまた、狂ってしまう人の正常さ、狂わない人の狂気をも感じてしまう。

    薄暗くて、猛烈に太宰が恋しくなった。そう思うと少し笑えた。

    第四幕の、皆でゲームをする場面が怖い。

  • 喜劇だと思っていたが悲劇だった。
    なんか自分のことで精一杯な感じ
    かもめ?ニーナになにか起こるかと思っていた。

  • ロシア上流階級独特の頽廃ってあるよなー

    ニーナの「私はかもめ」があまりピンとこない。
    撃ち落とされた、あのかもめのみを指すのだろうか。

    親と子、男と女という立場の物語って永遠だな

    しかし、初演は酷評、再演は絶賛て
    演出によってそこまで違うって興味深いな。

  • 誰もが現状に満足せず、不満を持って生きている群像劇。
    自由に空を飛べるかもめを夢見ながら、あるいはそうであるはずなのに、撃ち落されて地面に落ちてしまうかもめ。理想と現実のギャップを埋められない。
    2年後、そんなかもめたちは飛ぶことができるようになったのか? 飛ぶことができたのは誰なのか? それを決めるのは周囲の評価でもないし、客観的な現状でもない。ただ自分が自分を生き方を評価するのみなのだ。不幸せに見える人間が幸せであり、幸せに見える人間が不幸せであるのだ。

  • 集英社版の沼野訳と較べながら読んでみた。沼野訳は生きのいい台詞に重点を置いているので、浦訳のほうがやや説明的で、読んでいる分にはわかりやすいところもある。ハムレットの引用部分は、原文からとロシア語訳からでだいぶ印象が違う(原文のほうがどぎつい。でもロシア語訳を採用しているのは沼野訳くらい?)。どこかで指摘されていてなるほどと思ったのは、各幕の最初がマーシャで始まっていること。それから、今回読み直して気づいたけど、最後のところでニーナは2回も「ちょっとした短篇の主題ね…」て言うんだ。トリゴーリンとニーナ、アルカージナとトレープレフがパラレルになっていて、世代の違いなのか、演劇に対する認識の違いなのか、どこまでいってもわかりあえない。訳者によって、「仕合わせ」「幸せ」とあるけど、違いはなんだろう?解説を読んで、アクーニンは「悪人」から来てるってほんまかーい、と思った(笑)。

  • ↓貸出状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00151578

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