プラトーノフ作品集 (岩波文庫)

制作 : А.П. Платонов  原 卓也 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 75
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003264614

作品紹介・あらすじ

中央アジアの砂漠を放浪する少数民族の運命と、彼らを救おうとする青年の行為とを通して、人間の真の幸福とは何かを問う『ジャン』ほか4篇を収録。

感想・レビュー・書評

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  • プラトーノフの作品は初めてだったが、砂漠に住む少数民族を描いた「タクィル」と「ジャン」が良かった。両方とも、貧困と厳しい環境の中、必死で生きようとする主人公の姿が胸を打つ。
    (2016.2)

  • 社会主義的な構造を換骨奪胎して、個々人の強烈な生が焼きついてくるよう。「ジャン」が特に印象的。

  • 目を閉じて、体内に抱えこんだ死の輪郭をてのひらでなぞるような、独特の肌ざわりを持つ文体。記憶と物、愛と寂しさに対するほとんど身体的な思考。中央アジアの砂漠を舞台にした「粘土砂漠」「ジャン」は時代を感じさせる一、二の設定を除けば無時間的な寓話に近く、市井の人びとの日々を切り取った「三男」「フロー」「帰還」は淡々とした筆致の中に、ひとりひとりの孤独を痛いほどきわだたせる。

  • 「ジャン」しか読んでいないのだけど、忘れられない、ほんとうに忘れられない本。他のどんな表現とも違う読後感があり

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