巨匠とマルガリータ(上) (岩波文庫)

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制作 : 水野 忠夫 
  • 岩波書店 (2015年5月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003264829

作品紹介

春のモスクワに降り立つ悪魔、灼熱のゴルゴタと名無しの巨匠。首は転がり、黒猫はしゃべり、ルーブル札が雨と降る。ブルガーコフ(一八九一‐一九四〇)が遺した二十世紀ロシア最大の奇想小説、物語のるつぼの底で待つのは何か?-「私につづけ、読者よ。」(全二冊)

巨匠とマルガリータ(上) (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ブルガーコフの作品が好きで手に取りましたが、とても面白い!
    悪魔たちがモスクワを支配し、人々が次々と精神科へ送られる。
    巨匠が誰なのかとずっと気になってましたが、ヨシュア(イエス)と、悪魔たちの関係もとても気になります。

  • 最初のページで「ピロシキのように大切そうに」って表現が妙にツボってしまい、それだけでもうこの本きっと大好きだって思ったんですけど、いやもうすごい面白い!今のところ悪魔が手下たちを引き連れて人間界(おもに文壇と演劇界?)を引っ掻き回しているところで、何が起こっているのやら全貌はつかめないし、主人公の「巨匠」は13章目にしてようやく登場、ていうか13章にしか登場してないという現状にも関わらず、とにかく夢中で読んでしまった。悪魔がひきつれてる、二本足で歩く喋る黒猫とか、無駄にセクシーなお姉さんとか、キャラクターがどこか漫画チックで憎めないのもいいですね。

    下巻がとても楽しみなのだけれど、来月まで待たなくちゃいけないのか・・・上下巻揃ってから読み始めれば良かった。続きが気になる!

  • ずっと読みたくて積んでいた本作。こ、こんな話だったのか。奇想天外なファンタジー。ヴォランドの魔術によって散々な目に合わされる人々の成り行きが面白い。ルイス・キャロルが「思いつきでアリスをウサギの穴に落とした」ように、ブルガーコフは想像力の赴くままにモスクワをカオスに陥れたのではないかと思ってしまうが、荒唐無稽さが後半に収斂されていき、当時の社会の現実にもつながるのだろう。
    表紙がとてもいい、「ファンによる落書き」でベヘモート。黒猫を飼ったらベヘモートと名づけたい。

  • まず、あらすじが素晴らしいです。
    「首は転がり、黒猫はしゃべり、ルーブル札が雨と降る……私につづけ、読者よ」
    まさに、息つく暇もなく行きついた先に待ち受けるのは、理解を越えた奇想天外な物語たち。
    読者の頭が変になったのか、書いてる作者が変なのかのどちらかです。
    本を閉じて現実にもどったとき、ちょっと寂しく感じてしまうほど。こんな読書体験のできる本はいくつもありません!麻薬のような魅力をもった一冊です。

  • Mおすすめ

  • 驚嘆に値する面白さ。これが物語ということなんだろう。

  • かなりおもろい
    変な小説やけど
    もっかいよんで意味はっきりさせたいとこも

  • 突如公園に現れた悪魔とその一味。彼らの悪ふざけのような奇術にモスクワの人々は命を落とし、逮捕され、精神病院に送りこまれます。
    精力的に仕事を続ける透明人間やコーラスを止められない役人たちにはニヤリとさせられました。
    そして、気になるのは我らが主人公たる巨匠。
    国家権力により言論を封じられた男は著者のブルガーコフ自身の姿と重なります。これは著者自身がモスクワに悪魔を召喚し、抑圧的な社会に復讐する物語なのでしょうか。
    とはいえ第1部だけでは物語の全容はみえず、筆者につづけ。いざ下巻へ。

  • どう動くのか。追いかけてみよう。

  • 文庫化を機会に再読。現在、手に入る単行本は河出書房新社の世界文学全集なので、文庫も河出からだろうと思っていたら、岩波からだった。
    基本的にハチャメチャな喜劇ではあるのだが、ソビエト時代の暗い部分も垣間見える。
    因みにカバーの絵はファンが描いたラクガキらしい。ユニークな画風。

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