ルネッサンス巷談集 (岩波文庫 赤 708-1)

制作 : 杉浦 明平 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 33
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (407ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003270813

感想・レビュー・書評

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  • 14世紀のフィレンツェ商人、サケッティが町で集めた話を小説にした300編のうちの74編です。
    艶笑譚と動物暴走、僧侶をからかう話が多いです。
    現代と大きく違うなと思うところは、傭兵や戦争の話が多いことです。
    傭兵隊長の話とか、小さな騒動を敵が攻めてきたと勘違いして大騒動にしてしまう話とかです。
    当時の庶民と戦争の近さを感じゾッとします。
    そんな時代だからか、法律家も胡散臭い職業として見られ、口先だけで戒律を守らない生臭坊主と同様に、からかいの種になっています。
    高尚な文学とは違いますが、14世紀のイタリア庶民がどういう話で笑ったかを知れて良かったです。

  • カバーから:14世紀フィレンツエの商人であったサケッティは、巷に出ては市井の出来事を見聞し『短編小説300篇』をものした。秀逸な74篇を収める。

  • 14世紀フィレンツェの商人が書きだした市井の小話集。むちゃくちゃ面白い。ルネサンスの小話というと、ボッカチオのデカメロンが有名だが、こっちのほうが百万倍面白い。これに比べてしまうと、デカメロンは、話の意外性もオチもなければ、美辞麗句だけが並べたてられてて、描写も具体性がまったくなく、気取っててくそつまらん。なんだろう、偉い教授が「ユーモアについて」って語るときに全く面白みがない、的な感じ。

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