祭の夜 (岩波文庫)

著者 : パヴェーゼ
制作 : 河島 英昭 
  • 岩波書店 (2012年3月17日発売)
3.55
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  • 本棚登録 :63
  • レビュー :6
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003271445

作品紹介・あらすじ

裏切りと復讐、自殺と自由、不条理な争い、暴力、弾圧-。均斉のとれた構造のうちに複雑な内容が秘められた、パヴェーゼ文学の原質をなす"詩物語"全10篇。当時エイナウディ社で働いていたカルヴィーノが遺稿から編み上げた生前未発表の短篇集で、いずれの作品も詩的想像力に満ち溢れ、完成度がきわめて高い。1953年刊。

祭の夜 (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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  • パヴェーゼの魅力は、裏切りや孤独という自己に内包されて行く円が中心に向かって進んで行く過程で、収斂がいつか反転し、外へ向かって、世界に対して広がりを見せる極点に到達する閾が存在することだ。
    極端に個人的な内容こそが世界と繋がりうる。時代を超越し、この時代においてなお世界に対する問いがなされている。

  • 暗い叙情が光る作品集だと思う。閉塞感があり、読んでいて辛くなったが、同じ作者の他の作品も読んでみたいと感じた。

  • いい!

  • パヴェーゼは超短篇もよいです。個人的に一番気に入ったのは「ならずもの」。特に最初の、部屋(牢屋)に差し込む光の描写が、部屋の闇を際立たせて、夜におこる物語全体の闇を美しくしていて、とても印象に残ります。謎の神父?とほかの囚人たちの対比もよい。ただ、文章がぎこちないのは結構気になります。原文はどういう感じなんだろうか…?

  • カルヴィーノが遺稿から編纂したという紹介につられて手に取りました。翻訳ものって、よほど意訳なり現代語訳なりになっていないと、独特の退屈さが付き物だと思うんですが(とくに純文学だと)、これはその、翻訳ものの悪い面が出ちゃってた気がします。もちろんイタリア語なんてわからないですけど、日本語として明らかに文脈がおかしい部分とかあって、やっぱこれって翻訳の段階で見落とされたんだろうなあって。あと同じ人物が「ぼく」と言ったり「おれ」と言ったり混ざってるのも気になりました。もとの文章が難解なのか、翻訳がまずいから難解なのか、正直シロウトなので判別つかなかったですが(ベテランの翻訳者さんみたいなんですけどねえ…)、まあそういう余計なことに気をとられたせいもあり、作品自体もあまり楽しめませんでした。

  • 岩波文庫:赤 080/I
    資料ID 2012200189

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