シチリアでの会話 (岩波文庫)

制作 : Elio Vittorini  鷲平 京子 
  • 岩波書店 (2005年2月16日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (433ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003271513

作品紹介

スペイン内戦に強い衝撃を受け、反フランコの活動に身を投じたヴィットリーニ。本書はファシズム当局の弾圧に脅かされながらも版を重ね、来るべき反ファシズムレジスタンスの精神的基盤となる。パヴェーゼ『故郷』と並ぶイタリア・ネオレアリズモ文学の双璧。

シチリアでの会話 (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 大崎Lib

  • 先日原文で読み直す機会があったのですがそちらのほうが楽しめました

  • 詩的な散文である。
    それも、決然とした意思をたたえた詩文なのだ。

    何かが起こる直前に見る、
    胸騒ぎのする平凡な夢のようだ。

    ヨーロッパにおける教養を要求する部分も多く、
    現代日本の一読者としては読み切れてない部分もかなりあるが、
    それは本書の3分の1を占める「解読」で補ってくれる。

    多分に当時の時局と連関した作品ではあるけれど
    それにしてもいまだに傷のない世界などなかった。
    その意味で今でも十分、この作品は存立の基盤を失ってはいない。

    それにもかかわらずこのような作品は今後生まれることはないだろう。
    我々にはもっとあけすけで下品なやり方が許されているから。

  • 話自体は面白いんだけどね・・、パヴェーゼもそうなんだろうけど、イタリア語に精通しててイタリア語の文体を楽しむ本なんだろうなぁ・・

  • 「私は、あの冬、漠とした怒りの虜になっていた。その謂れを言うつもりはない、そのことを語りはじめたのではないから。ただし、これだけは言っておこう。その怒りは漠としており、猛々しくはなく、生き生きともしていたなったが、いずれにせよ、失われた人間の類ゆえの怒りであった。」

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