ドン・キホーテ〈前篇3〉 (岩波文庫)

制作 : Miguel De Cervantes  牛島 信明 
  • 岩波書店
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レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003272138

感想・レビュー・書評

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  • 展開が予想つかず面白すぎる

  • 最後の解説を読むと、ドン・キホーテの面白さがさらに分かる。

  • 前扁(1)がドン・キホーテ ビギニング、前扁 (2)がスピンアウト作 サンチョ・パンサである とすれば、本書はドン・キホーテを出自村から追随 してきた牧師と床屋(何か職業において象徴的だ) アラウンド・ドン・キホーテの物語ということに なる。

    彼らの手によって捕縛されたドン・キホーテは出自 村に連れ帰られることとなり、ドン・キホーテの物 語は一旦終わる(著者セルバンデスが出兵→傷痍→ 徴税官に就職→横領→懲役といった著作活動以外の 場で忙しかったため)。

    後扁が始まるまでの間、アベジャネーダが著した贋 作ドン・キホーテが生まれたのも、このドン・キ ホーテ帰村を当時の読者がひどく嘆いたことに寄る ところは大きい。

  • 前篇のラスト、3冊目。前篇の感想は1巻に。
    http://booklog.jp/users/pilvoj/archives/1/4003272110

    後篇はまだ読んでいないのでこの後どうなるのか分からないが、一旦これで終わり。

  • 脱線。

  • いろんな話が入り組んでいるが、やはり主人公はドンキホーテ。

  • 後篇全3巻、読み終わったー。

    前篇は自分を遍歴の騎士と妄想したドン・キホーテとその残念な従士サンチョ・パンサが行く先々で騒動を引き起こす快活な物語だった。批評性を持ち合わせているものの基本は愉快な話であった。
    ところが後篇に入ると状況はがらりと変わる。二人がふたたび旅に出て、騒動に出会うことに同じ。しかし、前篇において騒動の震源であった彼らは、この後篇では哀れな被害者となる。後篇に登場する人々は皆、「ドン・キホーテ前篇」を読み、ドン・キホーテの妄想癖とサンチョ・パンサの調子の良さを知っている。だから二人の非常識な行動を楽しもうと、人々は策を弄し罠を仕掛け二人を騙し陥れる。二人は周囲の人々の好きなように弄られ翻弄される。もちろんドン・キホーテもサンチョ・パンサも自らが騙されていることには気づきもしない。
    ここまでくると、善良な魂を持つのはドン・キホーテとサンチョ・パンサの方ではないかとすら思えてくる。前篇でも狂気と正常との境界はごく曖昧であったが、後篇に至っては狂気と正常とは逆転してしまう。
    そして終盤、一騎討ちに敗れたドン・キホーテは失意のまま病の床につく。そこで突然彼は正気に戻り、自らの遍歴が妄想の賜物であったことに気づく。やがて自らの狂気を強く悔いながら死ぬ。あまりに哀れなドン・キホーテの最後。

    前篇後篇あわせて2500ページの長大な作品だが、読むだけの価値はある掛け値なしの傑作。日本語訳もこなれていながら格調高いし(訳の精度はわからないけど)、ドレの挿絵もいい。ほんと面白かった。

  • いい

  • 「旅籠だよ!全員集合!」と言わんばかりに登場人物の関係者が寂れた安宿に勢ぞろい。それを魔法の城だと言い張り聞かないドン・キホーテが不在の間にお涙頂戴な悲劇や美談が語られるのも束の間、彼が戻れば再び繰り広げられる阿鼻叫喚の地獄絵図。セルバンテスも負けじと自分自身や自著をさらりと挿入。牛島氏の新訳は抜群に読みやすく、時代背景と笑いのツボをしっかりと抑えた脚注も素晴らしい。それにしてもサンチョを田舎者丸出しの口調で翻訳するのはともかく、騎士道精神に囚われたドン・キホーテをござる口調で翻訳するのは反則でござる。

  • 神父両人による「騎士道物語不要論」が面白かった。

    それを聞いて、こう思った。当時の「騎士道物語」は、現代日本の「ラノベ」に似たポジションにあったんじゃなかろうか?だとしたら、ラノベ中毒者であるドン・キホーテは中二病患者なわけだ。ずいぶんこじらせちゃってるなー。

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著者プロフィール

Miguel de Cervantes Saavedra(1547 – 1616)

「2012年 『新訳 ドン・キホーテ【後編】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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